米Bluetooth Special Interest Groupは、Bluetooth技術の最新コア仕様として「Bluetooth 5」を採択した。通信距離の拡大、通信速度の向上、ブロードキャストメッセージ容量の増加に加え、他の無線技術との相互運用性が向上した。
米Bluetooth Special Interest Groupは2016年12月7日(現地時間)、Bluetooth技術の最新コア仕様として「Bluetooth 5」を採択したと発表した。通信距離の拡大、通信速度の向上、ブロードキャストメッセージ容量の増加に加え、他の無線技術との相互運用性が向上し、共存性を高めた。
Bluetooth 5は、前バージョンのBluetooth 4.2に比べて通信距離が4倍になり、住宅および建物全体をカバーする。通信速度は2倍に向上し、より応答性が高くパフォーマンスに優れたデバイスを実現する。ブロードキャストメッセージの容量は8倍に拡大した。
今後さらに複雑化するIoT(モノのインターネット)環境への対応に向け、他の無線技術との干渉を減らし、Bluetoothデバイスの共存を支援するアップデートも含まれる。低消費電力機能と、開発者のデバイスやアプリケーションのニーズを満たす柔軟性なども保持されている。
同社では、今後2〜6カ月以内にBluetooth 5対応製品が提供されると見込んでいる。
IoTが製造業のサービス化を呼ぶ?
製造業に襲い掛かる第3次IT革命の波
製造業向けIoT活用入門
「M2M」「IoT」「クラウド」――“つながる技術”が切り開く組み込みの未来
IoTのビジネスチャンスをどう見つけるか?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
組み込み開発の記事ランキング
コーナーリンク