経済産業省は、中小製造業のIoT活用を促進するために2016年度から取り組みを進めている「スマートものづくり応援隊」として、新たに21団体の認定を行った。
経済産業省は2017年4月5日、2017年2月20日~3月17日まで公募していた「スマートものづくり応援隊」を実施する補助事業者の採択結果を発表。2016年度は5団体が認定されていたが、2017年度は21団体に拡大する。
「スマートものづくり応援隊」とは、中小製造業のIT化の支援を行うとともに、製造現場においてIoTをどう活用すべきかという支援を行う役割を担う。2017年度の採択要項としては、「指導者育成(スクール)事業」と「現場派遣事業」の2つについての補助を行うという。
指導者育成事業は、製造現場の経験が豊富な企業OBや、IoTやロボットに知見を持つ人材に対し、座学の講座や現場実習を運営する事業である。習得する指導内容には、現場改善に加え、製造現場などへのITやロボット導入支援を含むことを条件としている。現場派遣事業は、指導者育成事業において、育成した人材を実際に中小製造業などに派遣する事業である。
「スマートものづくり応援隊」は2016年度は、さいたま市産業創造財団(さいたま市)、大阪商工会議所(大阪市)、山形大学(山形市)、北九州商工会議所(福岡県北九州市)、ソフトピアジャパン(岐阜県大垣市)の5拠点とされてきたが、本年度は21拠点に拡大する。採択された21拠点は以下の通りだ。
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