パナソニックとテスラ、米国で太陽電池セルモジュールを生産:工場ニュース
パナソニックと米国テスラモーターズは、米国ニューヨーク州のバッファロー工場で太陽電池セルとモジュールの生産を開始することを発表した。
パナソニックと米国テスラモーターズ(Tesla Motors、以下テスラ)は、ニューヨーク州バッファロー工場で太陽電池セルとモジュールの生産を開始することで合意したと発表した。
EV(電気自動車)ベンチャーであるテスラは2016年8月に、会長兼CEOであるイーロン・マスク(Elon Musk)が出資も行っていた太陽光発電ベンチャーの米国SolarCity(ソーラーシティ)を買収し、2015年5月に投入を発表した据え置き型蓄電池と併せ、総合エネルギー企業化へと大きく踏み出したところである※)。
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今回パナソニックと共同で生産を開始する高効率太陽電池セルとモジュールは、テスラが展開する屋根タイル一体型太陽光発電システム「ソーラールーフ」以外の製品向けのソーラーパネルの生産に使用されるという。ただ、今後ソーラールーフの生産を開始する際には、テスラの生産する各種ソーラールーフ用ガラスタイルにもパナソニックのセルが使用されるとしている。
太陽電池モジュールの生産は2017年夏に開始する予定で、2019年までに1GW(ギガワット)の生産能力に拡大する計画である。テスラとパナソニックが生産を開始すると共に、バッファローの工場はアメリカにおけるテスラの生産基盤を拡大。テスラはバッファローで製造業500人以上、合計1400人以上の雇用を生むとしている。
一方、パナソニックは、太陽光発電の技術力、製造力を持ち、テスラと協力して、カリフォルニア州フリーモントにあるソーラーシティの施設で、次世代太陽電池技術を開発する。契約の一環として、パナソニックはバッファロー工場で必要な投資の一部を負担し、テスラはパナソニックから、工場で生産された太陽電池を長期間にわたり購入する。
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