薄型の産業用コンピュータを発売、奥行きを従来比約6割薄型化FAニュース

デジタルは、過酷な環境の製造現場向けに、高機能で薄型の産業用コンピュータ「PS5000」シリーズを発売した。従来製品に比べ、奥行きを約6割削減している。

» 2015年08月30日 07時00分 公開
[MONOist]

 デジタルは2015年8月19日、過酷な環境の製造現場向けに、高機能で薄型の産業用コンピュータ「PS5000」シリーズを発売した。ラインアップは、19型ワイドの「PS-5811W」と15型ワイドの「PS-5711W」の2種となる。

 PS5000シリーズは、薄さにこだわった設計により、従来製品に比べて奥行きを約6割(PS-5811W)削減。これにより、大きくなりがちな高機能装置の操作盤を薄くできる。また、マルチタッチディスプレイを搭載したことで、タブレットやスマートフォンのような直感的な操作を可能にした。

 CPUには、Core i3-4010U(1.70GHz)を採用し、従来機種に比べて約170%パフォーマンスが向上している。各メーカーの制御機器との接続に向け、豊富なドライバーを提供。装置に組み込まれている制御機器用ドライバーを開発することなく、プログラムレスで通信・制御できる。

 さらに、産業用途に特化したタブレット/スマートフォン向け遠隔監視アプリケーション「Pro-face Remote HMI」も提供している。同アプリケーションを使用すれば、装置の出荷前確認や導入時の立ち上げ、メンテナンス時の装置のデバッグなどをタブレット/スマートフォンで実行できる。

 価格(税別)は、PS-5811Wが65万1100円から、PS-5711Wが47万9200円から。欧州、北米、アジア各地域の安全規格も取得している。

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