4つの専用機能で立ち上げ工数を削減するロボットビジョンを発売FAニュース

パナソニック デバイスSUNXは、ロボットの立ち上げが簡単になる「ロボットビジョン イメージチェッカ PV260」を発売した。4つの専用機能により、ロボットの立ち上げ工数を大幅に削減できる。

» 2015年06月17日 07時00分 公開
[MONOist]

 パナソニック デバイスSUNXは2015年6月1日、ロボットの立ち上げが簡単になる「ロボットビジョン イメージチェッカ PV260」を発売した。ネジ締め、レンズ接着、ICのパレタイジングなどの卓上・直交・スカラロボットに対応し、生産性の向上に加え、ロボット立ち上げ・メンテナンス・品種変更などの工数削減が可能になるという。

 PV260は、オートキャリブレーション機能、ティーチング補佐機能、ロボットツールのオフセット機能、ダイレクト通信機能の4つの専用機能を搭載。オートキャリブレーション機能では、撮像座標を3、4カ所登録するだけでカメラ座標系をロボット座標系に変換でき、手動に比べて作業時間を短縮できる。

 また、ティーチング補佐機能では、撮像した画像を見ながら設定画面上でロボットのティーチング作業が可能。さらに、ロボットに取り付けたツールの座標を2点登録すると、自動計算でツール座標系をロボット座標系に変換するオフセット機能、各メーカーのロボットと直接通信できるダイレクト通信機能により、ロボットの立ち上げ工数を大幅に削減できる。

 キーパッドによるロボットの操作も可能で、オートキャリブレーションやティーチング補佐などの撮像位置の調整も容易にできる。設定ソフト「PVWIN260」では、ロボットビジョンとしての検査結果をPC上で再現することも可能となっている。

photo ロボットビジョン イメージチェッカ PV260

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