鋼・鋳鉄加工用超硬ソリッドドリルに「L/D=8タイプ」を追加FAニュース

三菱マテリアルは、鋼・鋳鉄加工用の超硬ソリッドドリル「MQS」に、加工穴深さがドリル径の8倍となる「L/D=8タイプ」を追加したと発表した。

» 2015年04月15日 07時00分 公開
[MONOist]

 三菱マテリアルは2015年4月1日、鋼・鋳鉄加工用の超硬ソリッドドリル「MQS」に、加工穴深さがドリル径の8倍となる「L/D=8タイプ」を追加したと発表した。

 MQSは、鋼・鋳鉄の高能率加工・高精度に特化した高性能ドリルシリーズ。ドリル専用の超多層PVDコーティングにより、鋼・鋳鉄のドリル加工で損傷の原因となる溶着とチッピングを抑制している。

 またΦ6mm以上のサイズでは、TRI-Coolingテクノロジーを採用した独自のクーラント穴形状により、吐出するクーラント流速が増加し、発生する切削熱を速やかに除去できる。

 さらに、鋼・鋳鉄専用にデザインされたウェーブ刃形により、切りくず処理性と刃先強度が向上。従来品以上の長寿命化を可能にした他、トリプルマージンでドリル外周部のクーラント流れを最適にコントロールし、マージン損傷を低減できる。

 今回発売されたのはΦ3〜Φ16mmの27型番で、標準価格(税別)は1万6400円〜5万9200円となっている。

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