川崎重工は、高速パレタイズロボット「CPシリーズ」、大型汎用ロボット「CXシリーズ」、小型アーク溶接ロボット「BAシリーズ」を発売した。いずれも、同時発売の小型・省エネコントローラに対応する。
川崎重工は2015年3月1日、高速パレタイズロボット「CPシリーズ」、大型汎用ロボット「CXシリーズ」、小型アーク溶接ロボット「BAシリーズ」を発売した。各シリーズとも、同時に発売された小型・省エネコントローラに対応している。
CPシリーズは、物流工程の箱物や袋物などを対象とするパレタイジング用ロボット。可搬質量は従来の「ZDシリーズ」相当機種と比べ、50kg向上している。また、旋回軸の駆動機構を強化することで、1時間当たり2050サイクル(CP180Lで可搬質量130kgの場合)という搬送能力を備えた。動作範囲は、左右方向1800mm/前後方向1600mm/上下方向2200mmの積み付け範囲に対応している。
CXシリーズは、ハンドリングからスポット溶接まで、さまざまな用途に対応した大型汎用ロボットとなる。アームベース部と上部アームに中空構造を採用し、ケーブル/ホース類を内蔵したことで、隣接ロボットや周辺装置との干渉を避けることができる。さらに、本体やアームの軽量・コンパクト化により、動作スピードが向上した他、従来の「Zシリーズ」と比べて設置面積を50%以上低減した。
BAシリーズは、スポット溶接「Bシリーズ」の手首中空構造を採用。ロボット手首にΦ45mmの中空径を備えたことで、幅広い溶接トーチに対応したケーブルを通すことができる。ワイヤ送給装置を上部アーム後方のスペースに配置することもでき、ワイヤ送給装置の周辺装置との干渉を最小限に抑えた。
ラインアップは、CPシリーズが最大可搬質量180kgの「CP180L」、300kgの「CP300L」、500kgの「CP500L」、CXシリーズが同110kgの「CX110L」、165kgの「CX165L」、210kgの「CX210L」、BAシリーズが同6kgの「BA006N」となる。国内販売価格(税別)は、CPシリーズが550万円〜、CXシリーズが500万円〜、BAシリーズが300万円。
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