北欧オフィスチェアメーカーがインフォアを採用――JIT生産の可視化を強化:製造IT導入事例
北欧のオフィスチェアメーカーであるScandinavian Business Seatingは、ノルウェーとスウェーデンの2工場でジャスト・イン・タイム生産を行っている。今回、Infor M3を採用することで、9カ国にまたがるサプライチェーン全体の可視化を強化した。
米国インフォアは2014年7月15日(現地時間)、北欧のオフィスチェアメーカーであるScandinavian Business Seating(SBS)が、インフォアの統合ERP「Infor M3」を採用したと発表した。
SBSは、年間42万台のオフィスチェアを売るメーカー。HAG、RH、RBMという3つのブランドを持ち、個人向けにカスタマイズされた椅子から新規オフィス向けの大量生産椅子まで、多様な商品を販売している。
SBSの製品構成は複雑で、ノルウェーとスウェーデンの2工場でジャスト・イン・タイム(JIT)生産を行っている。今回、Infor M3を採用することで、9カ国にまたがるサプライチェーン全体の可視化を強化した。
また、SBSの関連組織の情報は全てInfor M3上に統合。製品の完成直後にアラートが発せられる。Infor M3はSBSの倉庫内のPDAでも利用可能で、ピッキング、入荷、出荷、在庫管理などの時間短縮ができる。
これらの機能により、SBSは、業務効率の向上、システムの操作性強化、グローバル事業への拡大支援を図ろうとしている。
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