従業員へのナノマテリアルの曝露(ばくろ)防止と、外部への汚染防止を図る作業環境測定を、新たな設備投資なしで実施できる。
OKIエンジニアリングは2014年7月1日から、半導体や医薬品などを製造する工場向けに「ナノマテリアルの計測・評価サービス」の提供開始したと明らかにした。
近年、カーボンナノチューブなどのナノマテリアルが多用されるようになり、工場従業員や近隣住民などの体内への侵入などが懸念されている。
同サービスはそうした懸念に応えるもの。まず可搬型の微粒子測定器を使って、製造工場の室内外のナノマテリアル粒子数を計測。さらに捕集した微粒子の観察と成分分析で素材を確認して、空気中の飛散防止対策を提案する。
これにより、製造工場の従業員へのナノマテリアルの曝露(ばくろ)防止と、外部への汚染防止を図る作業環境測定を、新たな設備投資なしで実施できる。
標準価格は、事業所環境モニタリング1件当たり25万円から。年間1000万円を販売目標にしている。
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