部品メーカー12社がライブラリデータの登録・配信に参加する意向を表明。最新の情報で品質が高く信頼できるライブラリを、継続的に入手可能になる。
図研は2014年4月7日、国内部品メーカーの協力を得て、電気制御設計CAD「E3.series」用のライブラリを提供開始すると発表した。既に部品メーカー12社がライブラリデータの登録・配信に参加する意向を表明している。
電気制御CADを利用する際には、部品情報の収集やライブラリ登録が設計者にとっての負担となっていた。しかも、単に多くのライブラリがあるだけでは不十分で、最新の情報で品質が高く信頼できることや、情報が継続的に入手可能であることが求められていた。今回の部品メーカーによるライブラリ提供は、そのような電気設計者のニーズに応えた取り組みとなっている。
また図研に協力する部品メーカーにとっても、より充実した部品情報とCADライブラリを提供することで、設計者が自社部品を採用してくれる可能性を増やすことができるといった利点がある。
図研はこうした取り組みを今後も拡大していく計画。部品メーカー各社から提供される「E3.series」用ライブラリをワンストップで提供する専用サイトも準備中だ。
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