回路図、レイアウトファイル、およびファームウェアを完備した3つのサブシステムをカスタマイズして組み合わせることで、ファクトリーオートメーションを簡素化することが可能になる。
Maxim Integrated Productsは2013年10月28日、シグナルチェーン全体をエンドツーエンドで提供し、ファクトリーオートメーションを簡素化する、新しい工場向けインテグレーテッドシステムデザインを発表した。
同デザインはCarmel、Monterey、およびFremontの3つのサブシステムから構成される。低電力を実現した各インダストリアルリファレンスデザインは、回路図、レイアウトファイル、およびファームウェアを完備し、工場の作業を自動化するソリューションを提供する。
ユーザーはこれらをカスタマイズして組み合わせるだけですぐに使用できるため、プロトタイプの作成、ソフトウェアの開発、設計が迅速に行えるようになる。
それぞれのサブシステムの特徴は以下の通り。
Carmelは高精度、低ノイズのアナログ出力を提供し、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)や分散制御システムに適する。
Montereyは高精度な産業用ループ駆動センサートランスミッタで、分散型産業用センサーシステムに最適。標準の温度センサー入力(RTD PT1000)を、長距離でも変動しない4〜20mAのノイズ耐性のある信号に変換できる。
Fremontは0〜100mVの入力を受け付ける低電力アナログフロントエンド。低電圧出力センサーやプロセス制御、医療アプリケーションなどに適する。
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