産業用制御/オートメーション用途向けに発熱の低減と信頼性を向上。スペースを最大50%、部品数を75%削減する。
Maxim Integrated Products(Maxim)は2013年9月23日、同期整流ステップダウンDC-DCコンバータ「MAX17503」を発表した。
MAX17503は、2つのMOSFETスイッチを内蔵。外付けショットキーダイオードが不要で、他の産業用高電圧DC-DCコンバータと比較して発熱量を50%低減し、より高い電力効率を達成する。4.5V〜60Vで動作し、最大2.5Aの出力電流を供給する。スペースを最大50%、部品点数を75%削減できる。
また、負荷の変動が大きい場合、設計者はパルス周波数変調(PFM)を使用して、軽負荷電流時の効率を改善することができる。
MAX17503は産業用制御およびオートメーションアプリケーション専用に設計され、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)、プロセスバリアブルトランスミッタ(PVT)、コンピュータ数値制御(CNC)、および産業プロセス制御、モータ制御、電力グリッド、ビルオートメーションの各アプリケーションにおける分散I/Oモジュールに最適だとしている。
MAX17503は、20ピンTQFNパッケージ(4×4mm)で提供され、−40〜+125℃の温度範囲で動作する。単価は1.94ドル(1000個以上)から。
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