モジュールは従来機比で10倍の5μs周期でアナログからデジタルに変換。開発ツールはプログラムの実行状態表示機能を強化し、デバッグやトラブル解析を効率化する。
横河電機は2013年10月16日、電子部品・機器の組み立て装置や半導体製造装置の組み込みコントローラとして使用される同社のレンジフリーコントローラ「FA-M3V」用モジュールとして、高速データ収集モジュール「F3HA06-1R」(入力点数6点)、「F3HA12-1R」(入力点数12点)、およびプログラム開発ツール「WideField3(ワイドフィールド3)」の機能強化版を同日から発売すると発表した。
高速データ収集モジュールは、製造装置や検査装置のセンサーからのアナログ信号をデジタル信号に高速に変換し、変換したデータを蓄積、シーケンスCPUモジュールに渡す製品。今回、5μs周期(同社従来製品比10倍)で変換できるモジュールを開発した。同社のシーケンスCPUモジュールと組み合わせることで、装置のタクトタイムを短縮できる。
WideField3は、FA-M3Vのプログラム作成、デバッグ、アプリケーション管理用ソフトウェア。既存のサンプリングトレース機能では手間が掛かっていたプログラムのデバッグやトラブル解析を効率化するための機能を強化した。シーケンスCPUモジュールでプログラムを実行しながら、ほぼリアルタイムでプログラム実行状態を確認でき、さらに一度に最大96点の表示が可能。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.