最終回らしく、なかなかの大作(サイズだけは)になった全プログラムは、以下のリンクから確認してください。ちなみに、描画中にWAIT命令を挟むことで、昔のマシンの描画速度を雰囲気だけシミュレートできたりもします。
懐かしのグラフィックスの世界を堪能していただきましたが、これが全てではありません。プチコンでも、というかプチコンだとかえって難しい、はるけき過去のBASICトークのススメです。
かつてのマシンでは、しばしば使える色もRGBの単純な掛け合わせ8色と限られていました。そこで、赤色と黄色の市松模様をドット単位で描いて、肌色に見せ掛けたりという「タイリング・ペイント」が日常的に使われていたのです。
もっともタイリング機能を命令レベルで実装したマシンは一部だったり、実装してあってもかなり重たかったりと、何に付け苦労を呼ぶものではあったのですが……。
現代では色選びにかなり余裕ができた上に、厳しいときでも「減色ツール」の充実と普及で、簡単かつ自然なタイリングが瞬時にできるようになりました。
いかがでしょう。あえてタイリング・ペイント機能がないプチコンで独自に再現してみては? 何の役に立つのかは気にせず、面白いと思ったことから始めてみましょう。それがBASICマインド!
それでは、またいつかの日かお会いしましょう! BASICのフォースとともにあらんことを!! (連載完)
これまでの連載でお届けしてきたBASICトークのススメ。元マイコン少年だった上司との会話に役立ててみては?
【第1回】:BASICでコマンドラインからプログラム打つって、一周して新しいしスゲーっすね!
【第2回】:初代MSXの単色スプライトも、味があって結構いいっすね!!
【第3回】:キャラクターグラフィックスだけで『野球拳』って作れませんかね
【第4回】:『六本木パソコン』って、どうして六本木だったんですか?
【第5回】:いやぁ〜、自分はもっぱら『ロードランナー』ですから
【第6回】:1画面プログラム並みにきっちりしたコードを書いてみせますよ
【第7回】:この圧縮形式、カナ文字に変換して“五・七・五”で区切ってはどうでしょうか
【第8回】:ラップと油性ペンを用意しておきますね!
【第9回】:最近のグラフィックスは『緑』と『紫』でにじまないから味がないですよねえ……
【最終回】:肌色のタイリングは赤と黄ですか? それとも白と赤?
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