過去1年間を振り返って、エンゲージメントサーベイ実施後の会社の業績についても回答してもらった。アクションを起こしている企業は「向上した」が26.0%、「やや向上した」が49.0%となり、75.0%が会社の業績が向上したと回答した。アクションを起こしていない企業は「向上した」が8.0%、「やや向上した」が27.0%となり、会社の業績が向上したという回答は35.0%だった。
「エンゲージメントサーベイの実施後、具体的なアクションを起こす(起こそうとする)に当たって、社内のハードルはありましたか」と尋ねたところ、アクションを起こしている企業は「かなりあった」が27.8%、「ややあった」が30.8%となり、58.6%がハードルがあったと回答した。アクションを起こしていない企業は「かなりあった」が11.0%、「ややあった」は28.0%となり、39.0%がハードルがあったと回答している。
前問で、ハードルが「かなりあった」「ややあった」と回答した人に、社内でどのようなハードルがあったかを尋ねたところ、アクションを起こしている企業の回答は、1位が「社員の理解が得られない」(45.9%)、2位「データの解釈自体が難しい」(39.3%)、3位「アクションを起こすためのリソースが足りない」(34.4%)となった。
アクションを起こしていない企業の回答は、1位が「アクションを起こすためのリソースが足りない」(38.5%)、2位「社員の理解が得られない」(35.9%)、3位「データの解釈自体が難しい」(30.8%)となっている。
前問の「エンゲージメントサーベイの実施後、具体的なアクションを起こす(起こそうとする)に当たり、社内でどのようなハードルがありましたか」について、社内のハードルをどのように乗り越えたか尋ねた。1位は「データを社内全体に共有し改善の必要性を訴えた」と「労働環境や人間関係の改善など具体的なメリットを示した」(同率45.0%)で、3位が「他社の成功例などを参考に取り組んだ」(38.3%)となった。
アクションを起こしている企業のうち、社内のハードルを乗り越えた方法について自由に答えてもらったところ、「ミーティング」「コストの捻出」「オリエンテーリングの見直し」などのコメントが寄せられた。
アクションを起こしている企業のうち、エンゲージメントサーベイを実施して可視化された課題に対し、どのようなアクションを起こしたか尋ねた。その結果、トップ3は「企業理念やビジョンの浸透を促した」(54.8%)、「従業員同士のコミュニケーションの機会を設けた、増やした」(47.3%)、「研修や人材の育成を強化した」(43.0%)となった。
アクションを起こしている企業のうち、可視化された課題に対して起こしたアクションを自由に回答してもらったところ、「根本的な働き方改革」「成功事例の共有化」「ビッグデータを有効活用した」などのコメントが寄せられた。
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