男性上司より女性上司のいる管理職の方が「今の仕事が好き」の割合が高いキャリアニュース(1/2 ページ)

JTBコミュニケーションデザインが「女性管理職の本音とマネジメント行動に関する調査」の結果を発表した。男性上司よりも女性上司がいる管理職の方が「今の仕事が好きである」の回答割合が高かった。

» 2024年01月26日 09時30分 公開
[MONOist]

 JTBコミュニケーションデザインは2024年1月15日、同社が運営する「ワーク・モチベーション研究所」がまとめた「女性管理職の本音とマネジメント行動に関する調査」の結果を発表した。

 同調査の対象者は、従業員100人以上の会社に勤務する全国の20〜69歳の男女。なお、管理職調査は部下が2人以上いる管理職の女性と男性それぞれ515人の計1030人、非管理職調査は女性上司がいる男女、男性上司がいる男女各258人の計1032人から回答を得た。

 まず、管理職のモチベーションとして、「今の仕事が好きである」という項目を見ると、「あてはまる」と「ややあてはまる」の合計が51.3%となり、管理職の半数以上が肯定的な回答を選択した。

 これを管理職の上司(上級管理職)の性別で見ると、女性上司がいる管理職の方が男性上司のいる管理職より「今の仕事が好きである」と肯定する割合が高かった。

 2023年11月に発表した非管理職の調査結果(vol.1「部下から見た女性管理職のマネジメントに関する調査」)でも、女性管理職の下で働く非管理職の方が、「今の仕事に喜びを感じる」「今の上司の下にいると、やる気になる」と回答する割合が高かった。

キャプション 【管理職】今の仕事が好きである[クリックで拡大] 出所:JTBコミュニケーションデザイン

 また、「モチベーション」は、「今の会社には管理職の中に女性が3割程度以上いる」と回答をした人ほど高かった。管理職と非管理職を合わせた2062人のデータでも同様の結果になっている。さらに男性管理職、男性非管理職だけを取り出しても、同様だった。「今の仕事が好きである」という項目も、女性管理職比率が3割以上の人の方が肯定的な回答が多かった。

キャプション 女性管理職が3割程度以上いる×今の仕事に喜びを感じる[クリックで拡大] 出所:JTBコミュニケーションデザイン

人間関係への配慮があり企画提案をしやすいのは、女性上司がいる職場

 次に、どのような組織風土を作ろうとしているかを管理職に尋ねた。「自部門の中で、よい人間関係が保たれることを目指している」の項目では、女性管理職の73.4%、男性管理職の66.8%が「あてはまる(ややあてはまるを含む。以下同)」と回答した。

 「自部門が、新しいアイデアや企画を提案したり、実行したりしやすくなることを目指している」に関しては、女性管理職が66.9%、男性管理職は60.4%となった。いずれも女性管理職が優位で、女性管理職の方が人間関係への配慮や、イノベーティブな職場づくりへの意識が高いことがうかがえる。

 管理職の上司の性別で見ると、「自部門の中で、よい人間関係が保たれることを目指している」の肯定割合は、女性上司のいる女性管理職と男性管理職、男性上司のいる女性管理職と男性管理職の4グループの中で、女性上司のいる管理職の方が高かった。「自部門が、新しいアイデアや企画を提案したり、実行したりしやすくなることを目指している」も同様の結果だった。

キャプション 自部門の中でよい人間関係が保たれることを目指している、自部門が新しいアイデアや企画を提案したり実行したりしやすくなることを目指している[クリックで拡大] 出所:JTBコミュニケーションデザイン

 非管理職の調査結果でも、女性管理職の下で働く非管理職の方が「入社、異動してきたばかりの社員や若い社員が生き生きと働いている」「新しいアイデアや企画を提案したり、実行したりしやすい」と回答する割合が高かった。また、女性上司がいる女性は「人間関係がよい」と回答する割合が高かった。

キャプション 非管理職の調査結果[クリックで拡大] 出所:JTBコミュニケーションデザイン
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