ピー・シー・エーが「DX推進とやりがい」に関する調査結果を発表した。「現在の仕事に情熱を持ち、満足している」の回答割合が、DXが推進されている企業の社員は92%、されていない企業の会社員は49%だった。
ピー・シー・エーは2024年11月22日、「DX推進とやりがい」に関する調査結果を発表した。
同調査は、自社のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を実感している会社員100人と、実感できていない会社員100人の合計200人を対象とした。
初めに、現在の仕事に情熱を持ち、満足しているかを尋ねたところ、DXが推進されている会社員は「当てはまる」が32.0%、「やや当てはまる」が60.0%となり、92.0%が仕事に情熱を持ち、満足していることが分かった。
推進されていない企業の社員は、「当てはまる」が10.0%、「やや当てはまる」が39.0%となり、満足していると回答したのは49.0%だった。なお、「あまり当てはまらない」は23.0%、「全く当てはまらない」は27.0%で、「当てはまらない」が50%を占めている。
次に「お勤めの会社の目標やビジョンに共感し、長く働きたいと思いますか」と尋ねた。推進されている企業の社員は「非常にそう思う」が28.0%、「ややそう思う」が66.0%となり、94.0%が勤め先の目標やビジョンに共感し、長く働きたいと思っていることが分かった。一方、推進されていない企業の社員は「非常にそう思う」が8.0%、「ややそう思う」が40.0%となり、目標やビジョンに共感し、長く勤めたいと思っている人は48.0%だった。
続いて、職場の上司や同僚と適切なサポートを提供し合えていると感じるかと尋ねたところ、DX推進企業の社員は「非常にそう思う」が29.0%、「ややそう思う」が65.0%となり、94.0%が適切なサポートを提供し合えていると感じていた。推進されていない企業の社員は「非常にそう思う」(8.0%)と「ややそう思う」(41.0%)の合計が49.0%で、DX推進企業社員の半数ほどだった。
職場での意見やアイデアが尊重されていると感じるかについては、DX推進企業の社員は「非常にそう思う」が29.0%、「ややそう思う」が64.0%となり、合わせて93.0%を占めた。推進されていない企業の社員は「非常にそう思う」が8.0%、「ややそう思う」が33.0%。DX推進企業の社員は、推進されていない社員に比べ52ポイント優位な結果となっている。
現在の仕事においてルーチンワークと感じる割合を尋ねると、「20〜40%未満」の回答割合は、DX推進企業の社員が51.0%、推進されていない企業の社員は24.0%だった。「40〜60%未満」は、DX推進企業の社員が29.0%、推進されていない企業の社員が35.0%となっている。
続いて、職場環境について、仕事とプライベートのバランスが保たれ、仕事での自分の貢献が評価されていると感じるかを尋ねた。DX推進企業の社員は「非常にそう思う」が31.0%、「ややそう思う」が63.0%、推進されていない企業の社員は「非常にそう思う」が10.0%、「ややそう思う」が38.0%だった。
「あなたは、自身の裁量で仕事が出来ていると思いますか」という質問への回答割合は、DX推進企業の社員は「非常に出来ている」が29.0%、「やや出来ている」が64.0%となった。推進されていない企業の社員は「非常に出来ている」が11.0%、「やや出来ている」が53.0%となっている。
現在の仕事に報酬面で満足できているかについては、DXが推進されている企業の社員は「非常に出来ている」が24.0%、「やや出来ている」が63.0%となり、87.0%が報酬面に満足していた。推進されていない企業の社員は「非常に出来ている」が4.0%、「やや出来ている」が35.0%だった。また、「あまり出来ていない」は33.0%、「全く出来ていない」は26.0%となり、報酬に満足できていないと感じる人が59.0%を占めている。
家族や友人など、大切な人に職場選択のアドバイスをする場合、DXが推進されている職場を勧めたいと思うかと尋ねたところ、DX推進企業の社員は「非常にそう思う」が35.0%、「ややそう思う」が60.0%となった。推進されていない企業の社員は「非常にそう思う」が8.0%、「ややそう思う」が38.0%となっている。
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