職場風土づくりによる「職場でやる気がなくなった瞬間」に関する意識調査において、やる気をなくした瞬間に「エンゲージメントが下がった」と85%が回答した。やる気をなくした瞬間の最多回答は「結果に対して正当な評価が得られない」だった。
職場風土づくりは2022年12月26日、「職場でやる気がなくなった瞬間」に関する意識調査の結果を発表した。企業が生産性を高める上で、社員一人一人が組織に愛着を持ち、企業の成長と共にお互いに成長し合うために活動量を増やそうとする絆「エンゲージメント」が重要視されている。
同調査は、エンゲージメントを下げる要因=「社員がやる気をなくす瞬間」を特定することを目的に実施した。調査対象は全国の就業経験のある成人で、124人から有効回答を得た。まず、回答者に「年齢」を尋ねたところ、「20代」1%、「30代」14.4%、「40代」36.5%、「50代」30.8%、「60代」17.3%となった。
次に「仕事を通じてやる気をなくしたことがありますか」と尋ねたところ、「やる気をなくしたことがある」が96.2%を占めた。
「最もやる気をなくした瞬間」のトップ3は、「結果に対して正当な評価が得られない」(51%)、「何を期待されているか分からなくなった」(46%)、「仕事を進めるための支援が得られなかった」(44%)だった。
「やる気をなくした瞬間」にエンゲージメントは下がったかを尋ねたところ、85.4%が「エンゲージメントは下がった」と回答。年代に関係なく、やる気をなくした瞬間に8割以上がエンゲージメントを下げていることが明らかになった。
最後に、やる気をなくした瞬間を振り返ってもらい、どのような制度や体制があればエンゲージメントが高まると考えるか尋ねた。その結果、「職場における社員同士の強い関係性」(38%)が最も多く、次いで「人事評価(考課)制度」(24%)、「企業の明確なビジョンや目標」(21%)となった。「職場での社員同士の強い関係性は欠かせない」と3人に1人が考えていることが分かった。
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