DMG森精機は2022年6月27日、フロアスペース3480×2060mmと小型ながら、複雑な形状のワークを1台で加工できる複合加工機「NTX 500」を発表した。医療機器や航空機、小型部品、ロボット部品など向けに、年240台の販売を見込む。
DMG森精機は2022年6月27日、フロアスペース3480×2060mmと小型ながら、複雑な形状のワークを1台で加工できる複合加工機「NTX 500」を発表した。医療機器や航空機、小型部品、ロボット部品など向けに、年240台の販売を見込む。
シリーズ最小というフロアスペースにより、設置場所に制約がある現場にも複合加工機を導入できる。全長250mmのターンミル主軸「compactMASTER」を搭載し、出力15kW、最高回転速度3万min−1(高速仕様は4万2000min−1)に対応。小径穴を高精度に加工できる。コンパクトな構造のため、ターンミル主軸が90度回転して左右主軸の間にあっても、第2刃物台と干渉しない。
ターニング用高性能主軸「turnMASTER 5in.」を搭載するほか、マグネスケール製の高精度エンコーダーにより、C軸割り出し精度が向上した。また、機体冷却水循環によって熱変位を抑制する。
最高回転速度1万2000min−1のミーリング主軸を標準で搭載。広範な±30mmのY軸ストロークにより、多様なミーリング加工やターンミル主軸と第2刃物台による上下同時加工にも対応する。第2刃物台には、新開発のコンパクトホルダー「BMT42/64」を搭載できる。
工具マガジンは最大114本の工具を収納でき、工具段取り作業を短縮する。工具段取り専用の操作パネルも配置しており、手袋を着用したままタッチ式パネルで全ての操作ができる。
オプションで、機内走行式ロボットシステム「IMTR」、手押し台車に人協働ロボットを搭載したロボットシステム「MATRIS Light」、直径40mmの棒材を自動供給する「バーフィーダ」を提供。各種計測ソリューションもオプションで用意している。
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