富士電機は、1台で情報収集から管理業務まで対応可能なプログラマブル表示器「MONITOUCH X1 Series」を発売した。Windowsの搭載により、表示器としての機能に加え、情報処理端末で対応していた作業も1台でカバーし、現場作業を効率化する。
富士電機は2020年11月12日、Windowsの搭載により、1台で現場の情報収集から管理業務まで対応するプログラマブル表示器「MONITOUCH X1 Series」を発売した。Windowsを搭載し、表示器としての機能だけでなく、情報処理端末で対応していた作業まで1台でカバーできる。
具体的には、表計算ソフトやデータベースなどWindows対応のアプリケーションを使用し、現場で生産の変更や出荷台数管理、日報作成などができる。不具合が発生した際も、現場でプログラムを変更できるため、迅速に対応できる。
日本国内に加え、欧州、中国、東南アジアなどでも展開するため、海外の生産現場でニーズが高い産業向けネットワークOPC UAや、クラウドコンピューティングに適したMQTTに対応する。
また、高速CPUの「Intel Atom x5-E3940」や高解像度液晶、PCAP(静電容量)タッチスイッチの採用により、従来機種に比べて視認性や操作性が向上した。画像形式をベクター描画とし、パーツの拡大、縮小時も画像品質を保持する。
画面サイズは2タイプあり、解像度1280×800(WXGA)の12.1型ワイド、1920×1080(FHD)の15.6型ワイドを展開する。同社製品を含め、生産現場で使われるPLCやインバーター、計測機器など約900種の機種と接続可能だ。
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