テクノアは、中小製造業向けIoT化推進サービス「まるごとIoT」シリーズの新製品「Ez-Bee」の販売を開始する。ヒトやモノの位置情報や作業実績などをリアルタイムに把握、一元管理でき、製造現場のIoT化を推進する。
テクノアは2020年9月1日、中小製造業向けIoT(モノのインターネット)化推進サービス「まるごとIoT」シリーズの新製品「Ez-Bee(イージー・ビー)」を同年10月1日に発売すると発表した。価格は、Ez-Bee基本ソフトが30万円から(ハードウェア、設定作業費は別)で、月額利用料は1万2500円からとなる。
Ez-Beeは、WHEREと共同で開発。テクノアの生産管理システム「TECHS」シリーズとWHEREが提供するIoTインフラ「EXBeaconプラットフォーム」を組み合わせることで、ヒトやモノの位置情報や作業実績などのリアルタイムな把握、一元管理が可能だ。
工場内にEXBeaconプラットフォームを構築し、担当者と作業指示書にビーコンカード(自位置を表す無線識別子)を付与することで、場内でのヒトやモノの位置情報をリアルタイムに把握できるようになる。
作業場所に設置したビーコンボックスにビーコンカードを挿入してから作業に着手し、作業終了時にビーコンカードを取り出すことで自動で実績情報が収集される。位置情報や作業状況はクラウド上で管理でき、クラウドデータはリアルタイムでTECHSにも反映される。
Ez-Beeの導入により、リアルタイムでの進捗管理や所在不明品を探す手間と時間の削減、事務工数の削減が可能になり、業務改善や生産性向上などの効果が期待できる。
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