24時間連続稼働を想定したハイパフォーマンスFAコンピュータを発売FAニュース

コンテックは、24時間連続稼働を想定したハイパフォーマンスFAコンピュータ「VPC-5000」シリーズの受注を2020年10月1日より開始する。第9世代のインテルXeon Eプロセッサ、Coreプロセッサに対応する。

» 2020年09月30日 07時00分 公開
[MONOist]

 コンテックは2020年9月8日、24時間連続稼働を想定したハイパフォーマンスFAコンピュータ「VPC-5000」シリーズの受注を、同年10月1日に開始すると発表した。販売は、注文時にメモリ、ストレージなどを選択できるBTO(注文後組み立て)方式だ。

 VPC-5000シリーズは、第9世代のインテルXeon Eプロセッサ「2200」シリーズ、Coreプロセッサに対応。交通、社会インフラ、医療機器、セキュリティ、アミューズメントなど高度な多重処理を必要とする分野に適用し、最大64GBの大容量ECCメモリが搭載できる。

キャプション 「VPC-5000」シリーズの前面 出典:コンテック
キャプション 「VPC-5000」シリーズの背面 出典:コンテック

 また、ハイエンドGPUボードに対応した、1000W 80 Plus SILVER認証の電源ユニットを選択できる。画像処理やマシンビジョン、AI(人工知能)、深層学習にも使用できるハイパフォーマンスコンピューティング環境を提供する。同社がGPUボードを実装するキッティングサービスも提供する。

 随所にボックスコンピュータのノウハウを生かし、高信頼、長寿命設計となっている。ホットスワップ対応ハードウェアRAID 1、5、10より選択でき、フロントハッチからシステムを連続稼働させたままストレージ交換できる。また、有償で長期オンサイト保守サービスを提供し、故障部品交換などのアフターサービスを行う。

 LTSC(Long Term Servicing Channel)版 Windowsを採用し、セキュアな専用端末の開発に便利なロックダウン機能を搭載。日本語、英語、中国語、韓国語の4言語に対応したWindows 10 IoT Enterprise 2019 LTSC、多重処理やネットワーク性能を必要とするエッジサーバに適したWindows Server IoT 2019を選択できる。

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