日立産機システムは、Bluetooth通信とアプリに対応した「パッケージベビコン(小型空気圧縮機)」の出力1.5~15kWまでの計35機種を発売した。スマートデバイスの分かりやすい表示とガイダンスにより、空気圧縮機を分かりやすく保守管理できる。
日立産機システムは2020年4月13日、Bluetooth通信とアプリに対応した「パッケージベビコン(小型空気圧縮機)」計35機種を発売した。製造装置などへの圧縮空気供給源として使用される空気圧縮機を、分かりやすく保守管理できる。
新型パッケージベビコンは、スマートデバイスに無料の専用アプリをダウンロードして、空気圧縮機の稼働状況を離れた場所からモニタリングできる。複数台設置する場合には、Bluetoothの同時接続で最大4台までの空気圧縮機を一括管理できる。
スマートデバイスの分かりやすい表示とガイダンスにより、取扱説明書を見なくても空気圧縮機の状態を確認できる。消耗品の潤滑油やフィルターは、交換時期になると該当部品の部品番号、数量などを表示する。不具合時には対処方法を表示するほか、販売元のサービス対応が必要な場合は、あらかじめ登録した販売会社への連絡もサポートする。
また、オートドレントラップ(自動ドレン排出機能)を標準で搭載。空気圧縮機は、空気が圧縮される工程で空気タンクにドレン(水)が発生し、たまったドレンを空気タンクに放置すると発錆につながる。同機能は、発生したドレンを自動で排出して発錆を防ぎ、保守管理を容易にする。
出力1.5~15kWまで計35機種をそろえ、吐出される圧縮空気に油を含まないオイルフリー式、圧縮空気を除湿、乾燥させるドライヤー付き、省エネルギー効果の高いインバーター機など、用途に合わせて選べる。
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