デンソーウェーブは、食品製造工程の自動化に貢献する高速スカラロボット「HSR」シリーズに、Z軸ストローク510mmタイプと金検ジャバラの2種類を追加した。
デンソーウェーブは7月9日、食品製造工程の自動化に貢献する高速スカラロボット「HSR」シリーズに、新たに2種類を追加し、受注を開始した。価格はオープン。
同社のスカラロボットとしては最長となる、Z軸ストローク510mmタイプを追加。これにより、食品製造の搬送やパッケージングにおけるピック&プレースに対応した。
また、ウレタン素材で作った「金検ジャバラ」を装着することで金属検知に対応したタイプも追加した。ジャバラのカバーで上下軸駆動部のグリスの飛散を防止し、万一、製品にジャバラの破片が混入しても、金属検知検査で異物混入を防げる。
HSRシリーズは、「速く動き始める」「速く動き続ける」「正確に止まる」という基本性能を追求し、高速性を高めたロボットだ。最大可搬質量は8kgで、標準サイクルタイムは0.28秒、0.31秒。アーム長は480mm、550mm、650mmで、Z軸ストロークは100mm、200mm、320mm、510mmとなる。
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