オムロンは、安全通信規格「CIP Safety」「FSoE(Safety over EtherCAT)」に対応した安全システム用コントローラー「NXシリーズ セーフティネットワークコントローラー」を発売した。
オムロンは2018年8月1日、安全通信規格「CIP Safety」「FSoE(Safety over EtherCAT)」に対応した安全システム用コントローラー「NXシリーズ セーフティネットワークコントローラー」を発売した。
同製品は、セーフティCPUユニット「形NX-SL5500/5700」、通信コントロールユニット「形NX-CSG320」、マシンオートメーションコントローラー「形NX102-□□□□」で構成される。
マシンオートメーションコントローラーのNX102と接続することで、「EtherNet/IP、CIP Safety」「EtherCAT、FSoE」など2つの異なるセーフティネットワークを同時に使用できる。また、CIP Safetyに対応する産業用ロボットの安全システムの構築が容易になる。CIP Safetyと最大254本(NX-SL5700使用時)の接続が可能で、大規模ラインの安全システムも構築できる。NX102との組み合わせにより、EtherCAT、FSoEによる最大12軸のモーターの安全制御にも対応する。
装置単位で安全制御ができるため、レイアウト変更やメンテナンスの際にもライン全体を停止する必要がない。
さらに、安全システムの「自動プログラミング機能」や、安全プログラムの動作確認を支援する「オフラインシミュレーション機能」「オンラインテスト機能」を搭載し、設計から安全認証を取得するまでの期間を短縮する。ラインの停止要因を迅速に特定する「データロギング機能」や、ハードウェアの交換を容易にする「セーフティユニットリストア機能」で安全保守メンテナンス性も向上している。
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