茨城県筑西市にロボット生産工場を建設、月産4000台を予定:工場ニュース
ファナックは、ロボットの生産能力増強のため、茨城県筑西市に工場を建設する。建設予定の工場はロボット工場と機械加工工場の2棟で、ロボットの生産能力は最終的に月間4000台まで拡充する予定だ。
ファナックは2017年4月27日、ロボットの生産能力増強のため茨城県筑西市に工場を建設すると発表した。工場建設場所は茨城県つくば明野北部(田宿地区)工業団地で、2018年5月の完成を予定する。
建設予定の工場は、ロボット工場と機械加工工場の2棟。延床面積は合計約16万6000m2になる。第1期でのロボットの生産能力は2000台/月で、最終的には4000台/月までの拡充を予定する。
投資金額は土地、建屋(工場/厚生施設/その他付帯工事)、生産設備(第1期)を合わせて、約630億円を見込む。
- いまさら聞けない産業用ロボット入門〔前編〕
日本は「ロボット大国」とも呼ばれていますが、その根幹を支えているのが「産業用ロボット」です。それは世界の産業用ロボット市場で圧倒的に日本企業がシェアを握っているからです。では、この産業用ロボットについてあなたはどれくらい知っていますか? 今やあらゆるモノの製造に欠かせない産業用ロボットの本質と基礎を解説します。
- 製造現場での普及を2倍に、ロボット新戦略が目指すロボットと共に働く未来
日本政府が主催する「ロボット革命実現会議」は、ロボット活用の技術的および規制面でのロードマップを示した「ロボット新戦略」を発表した。本稿では、この新戦略の中で示されている「モノづくり」分野への取り組みにフォーカスし、その内容を紹介する。
- ファナックがIoT基盤の壮大な実演、JIMTOFで80社250台の工作機械を見える化
ファナックは「JIMTOF2016」において、同社が展開する工場用IoT基盤「FIELD system」の壮大な実演を行った。同システムによりJIMTOFに出展した機械メーカー80社、250台の工作機械をつなぎ、稼働状況の見える化を実現した。
- 第4次産業革命の真の幕開けとなる2017年、カギを握るIoTプラットフォーム
2016年は製造業におけるIoT活用が具体的なものとして進展した1年となったが、2017年もその流れはとどまることはない。実導入や実活用に向けた本格的な動きが広がる中で2016年に注目を集めたのが、IoTを活用する基盤「IoTプラットフォーム」である。さまざまな解釈、さまざまなレイヤーのIoTプラットフォームが乱立する中、2017年はIoT基盤の整理が進む1年となる。
- 第4次産業革命を支えるIoTプラットフォームって結局何なの?
製造業の産業構造を大きく変えるといわれている「第4次産業革命」。本連載では、第4次産業革命で起きていることや、必要となることについてお伝えしています。第10回となる今回は、2016年から雨後のタケノコのように乱立する「IoTプラットフォーム」について説明したいと思います。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.