2016年夏の賞与額――「30万円台」が最多キャリアニュース

総合転職情報サイト「マイナビ転職」が「2016年夏の賞与に関する実態調査」の結果を発表した。賞与額の最多層は「30万円台」。「賞与の使い道」は、全体の約6割が「預貯金」で、年齢層が高いほど貯蓄・投資傾向が強いことが分かった。

» 2016年09月01日 10時00分 公開
[MONOist]

 マイナビが運営する総合転職情報サイト「マイナビ転職」は2016年8月23日、「2016年夏の賞与に関する実態調査」の結果を発表した。

 調査対象者は、25歳・30歳・35歳の転職意向がある男女で、2016年夏に賞与を給付された正社員480人。2016年夏の賞与額を尋ねたところ、最多は「30万円台」で19.6%だった。前年夏の賞与額と比較すると、最多層が「20万円台」から「30万円台」へとシフトしている。

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 「前年と比較した夏の賞与額」は「前年と変わらない」が46.9%と半数近くを占めた。「賞与額は増加した」は31.7%、「減少した」は18.1%で、全体で増加傾向が見られる。

 「賞与額は増加した」を年齢別にみると、25歳が38.8%、30歳が33.8%、35歳が22.5%となっており、年齢が低いほど増加した割合が高かった。また、業種別でみると「増加した」が最も多かったのが「金融・保険」(41.7%)、同率2位が「IT・通信・インターネット」と「不動産・建設・設備」(38.3%)となっている。

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「使い道」の最多は「預貯金」

 最後に、「この夏の賞与の使い道」を尋ねた。その結果、最多は59.8%を占めた「預貯金」。続いて「旅行・外食・娯楽」が34.4%、「生活費の補填」が26.0%だった。

 年齢別に見ると「25歳」は「旅行・外食・娯楽」が45.0%と全体より10.6pt高く、「30歳」は「預貯金」が全体より4.6pt高い64.4%。「35歳」は「投資・資産運用」が18.1%で全体より4.6pt高かった。年齢が高くなるにつれ、消費から貯蓄・投資へ推移しているのが分かる。

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