準備が整ったらWindows 10 IoTの準備に取り掛かる。こちらのWebサイトからダウンロード可能だが、本稿を執筆している7月2日時点のWindows 10 IoT Core バージョン1511は、Raspberry Pi 2/MinnowBoard Max/DragonBoard 410cにしか対応していない。
Raspberry Pi 3がターゲットデバイスの場合、必然的にWindows 10 IoT Insider Preview ビルド14366もしくはビルド14342を選択しなければならない。最後にデバイスの選択を促されるので「Raspberry Pi 2」を選択する。これでファイルのダウンロードが可能だ。
ちなみにビルド14342からビルド14366の相違点はリリースノートやGitHubソースコードに記載されたコメントから確認できる。以下はその内容を意訳したものだ。もっとも筆者が試した限りではビルド14342で64GBのMicro SDカードでは起動に失敗するケースが散見されたが、ビルド14366に更新したところ、現時点で起動しないといったトラブルには遭遇していない。
さて、Windows 10の稼働するPCにダウンロードしたISOファイル( Windows10_InsiderPreview_IoTCore_RPi_ARM32_en-us_14366.iso )をダブルクリックし、仮想ドライブとしてマウントしたら、「 Windows_10_IoT_Core_for_RPi2.msi 」をダブルクリックで実行する。
続いて「Windows 10 IoT Core Dashboard」を起動し、<新しいデバイスのセットアップ>を選択。「デバイスの種類」を<カスタム>に変更して、Micro SDカードをPCに接続してから、次にフラッシュメモリに書き込むイメージファイルとして「C:\Program Files (x86)\Microsoft IoT\FFU\RaspberryPi2\flash.ffu」を選択すればよい。画面の指示に従って進めれば、Dism.exeによってWindows 10 IoT CoreのイメージファイルがMicro SDカードに展開される。
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