3つの運用形態に対応した遠隔監視システムを発売:製造ITニュース
NECプラットフォームズは、上下水道施設や製造業、農業の現場を監視し、情報伝達・処理を行う遠隔監視システム「コルソス CSDJ」を発売した。スタンドアロン、クラウド、オンプレミスの3つの運用形態に対応している。
NECプラットフォームズは2016年2月4日、上下水道施設や製造業、農業の現場を監視し、設備稼働状況・故障情報などの情報伝達・処理を行う遠隔監視システム「コルソス CSDJ」を発売した。
同製品は、上下水道施設の水位や流量、製造業や農業などの現場設備を監視する遠隔監視システム「コルソス」シリーズの新モデルとなる。遠隔監視に必要とされるCPU、デジタル・アナログインタフェース、通信機能、ブラウザ、ソフトウェアをワンパッケージ化し、小規模施設でも簡単かつ低コストで導入できる。
また、遠隔監視システムで必要とされる、スタンドアロン/クラウド/オンプレミスの3つの運用形態に対応。運用形態や施設の規模に応じて選択できる。
さらに、拡張IOポートと親子接続により、最大96入力までの増設が可能で、大規模設備にも対応できる。中央監視装置間通信の下位互換を保持するほか、音声、FAX、アナログ回線などの通報方式にも対応し、同一システムで従来機種との混在運用も可能にした。
価格は、標準タイプが28万円、親子接続対応が42万円、データ通信タイプが18万円(いずれも税別)。出荷開始は同年3月30日の予定だ。
遠隔監視制御システム「コルソス CSDJ」
- NECは、どうやって「在庫が山積みなのに売り場は欠品」状態から脱却したのか
「なぜこんなに在庫が残っているのに欠品が起こるのか」。NECでは1990年代まで、需給ギャップに円滑に対応できず、サプライチェーンの各所で在庫の山が発生していた。その状況から脱却できたのは2000年から取り組みを本格化させた生産革新の成果だ。その革新の最前線でもあるNECインフロンティア東北を訪ねた。
- 半導体メーカーだからできるSIソリューションを
組み込み業界で“縁の下の力持ち”的な存在である半導体メーカー。NECエレクトロニクスは、その領域を超え、顧客へのトータルソリューションに力を入れる。「売り込むのはデバイスではない。それは後から付いてくる」。逆転の発想で取り組むソリューション事業とは?
- 鶴岡工場の閉鎖を決定したルネサス作田会長、「まだ人・モノが多い」
ルネサス エレクトロニクスの会長兼CEOに就任した作田久男は、「まだ人・モノが多い。大げさに言うと、(ルネサス テクノロジとNECエレクトロニクスの)トータルの売上高が1兆8000億円だったころと比べて、今の売上高レベルで考えれば3分の1くらいまでに減らさなければならない」と述べた。
- NECが「5V級」リチウム電池を開発、容量30%増
リチウムイオン二次電池に求められているのは、大容量と軽量化だ。NECは電池の正極材料と電解液を工夫することで、大容量で軽い電池の開発に成功した。実現のカギはニッケルとフッ化物だ。
- 何を手掛かりにビジネスを考えるべきか?
「成熟期」を迎えた組み込み業界は、今後どのようにしてビジネスを検討すべきか? 身近な例からそのヒントを探る
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.