ジェイテクトは、農建機・エネルギー・発電機・航空機などの大型量産部品加工向けに、大型横形マシニングセンタ「FH1600SW5i」を開発した。X軸移動量は3000mm、クイル軸(W軸)は750mmで、広い加工範囲に対応できる。
ジェイテクトは2015年11月10日、農建機・エネルギー・発電機・航空機などの大型量産部品加工向けに、X軸移動量最大3000mmの大型横形マシニングセンタ「FH1600SW5i」を開発したと発表した。
FH1600SW5iは、パレットサイズ1600mmの横形マシニングセンタでは最大になるという振りφ3200mm、高さ2200mm、質量8000kgの工作物を積載できる。X軸移動量は3000mm、クイル軸(W軸)は750mmで、広い加工範囲に対応できる。
主軸軸受に大径高剛性軸受を採用したほか、クイル主軸移動(W軸)にはデュアルボールねじ駆動を搭載。W軸の送り剛性を高め、安定した切削能力を備えた。また、Y/Z軸デュアルボールねじ駆動、X/Y/Z軸に大径ボールねじと大型円筒ころスライドを採用したことで、従来機に比べて送り速度が向上している。
さらに、門形マシニングセンタと横中ぐり盤2台を必要とする工程を1台に集約できるため、段取り時間を削減して生産性を向上できるという。
価格は2億円で、同社では年間7台の販売を目指すとしている。
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