トヨタの自動運転技術は「全ての人の安全かつスムースで自由な移動のため」 : 自動運転技術 (4/4 ページ)
説明会では、Highway Teammateの後部座席に乗って、自動車専用道路向け自動運転機能を試乗することもできた。なお、自動運転には3次元の高精度地図データが必要といわれている。今回の試乗ルートになった、東京・お台場地区付近の首都高速道路については、トヨタ自動車が既に3次元高精度地図データを収集しているとのことだった。
以下に、Highway Teammateの自動運転について写真と動画で紹介しよう。
「Highway Teammate」で首都高速道路を自動運転している様子。ドライバーはステアリングから手を離している。なお、赤い矢印で示したスイッチを押すと自動運転機能がオンになる(クリックで拡大)
「Highway Teammate」に搭載されている自動運転機能のHMI(Human Machine Interface)。左から、周辺の車両や道路情報、センサーによる検知情報、自動運転によるステアリングやアクセル、ブレーキの操作状況が示されている(クリックで拡大) 出典:トヨタ自動車
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自動車専用道路の本線に合流する様子(クリックで再生)
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車線変更禁止を示す黄線を認識して自動運転する様子(クリックで再生)
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車線変更禁止区間が終わってから追越車線に車線変更し、その後出口ランプウェイに出る様子。全て自動運転だ(クリックで再生)
「Highway Teammate」の自動運転を後方から見た様子。分かりやすいように自動運転機能がオンになると、車両後部に設置したLEDが点灯する(クリックで拡大) 出典:トヨタ自動車
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本線に合流しようとしているが、本線を走行する車両が先に行くのを待ってから合流しているのが分かる(クリックで再生)
日本で自動運転システムを実用化するために解決すべき5つの課題
自動運転システムの開発を目指す「SIP-adus」では、日本国内で自動運転車を実現する上で解決すべき5つの研究開発テーマを設けている。また、2020年に東京で、自動運転システムを利用した次世代公共交通の実現を目指すことも目標に掲げている。
自動運転シンポジウムの主役はグーグル、自動車メーカーはなぜ発表を控えたのか
2015年7月21〜23日、米国ミシガン州アナーバーで、自動運転技術のシンポジウム「Automated Vehicleシンポジウム2015」が開催された。前回の2014年と比べて参加者が倍増するなど盛況だった。しかし、自動車メーカーが自動運転技術に関する発表を控えたこともあり、Google(グーグル)が一番の注目を集めることになった。
自動運転実用化に向けた政府レベルの取り組みは米国がリード
自動運転技術のシンポジウム「Automated Vehicleシンポジウム2015」では、自動運転の実用化になくてはならない法整備を担当する各国政府も講演を行った。同シンポジウムリポートの後編では、自動運転のルール作りを主導する米国を中心に各国政府の取り組みを紹介する。
トヨタが2015年から運転支援システムを一新、高速道路では自動運転も
トヨタ自動車は、2015年に発売する車両から順次導入を始める運転支援システムの概要を発表した。高速道路での自動運転を可能にする機能をはじめ、これまでの車両に採用していたものを一新する内容となっている。
「あくまで運転支援技術研究の一環」、トヨタが自律走行車両の開発目的を説明
トヨタ自動車が「2013 International CES」に出展している自律走行車両の開発目的は、「ドライバーがいなくても走行できる車両の実現」ではなく、「ドライバーがより安全な運転を行えるようにサポートしてくれる運転助手を自動車に組み込むこと」だという。
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