フィンガータイプのパルスオキシメータを発売医療機器ニュース

ニプロは、指先に取り付けるだけで容易に測定できるパルスオキシメータ「MightySat Rx」の販売を開始した。同社独自の技術により、従来のフィンガータイプでは困難だった患者のモニタリングが可能となった。

» 2015年10月07日 08時00分 公開
[MONOist]

 ニプロは2015年9月11日、指先に取り付けるだけで容易に動脈血中酸素飽和度の測定が可能な、フィンガータイプのパルスオキシメータ「MightySat(マイティサット)Rx」(スタンダードタイプ/Bluetooth機能付き)を発売した。これら2機種はマシモジャパンの製品で、国内ではニプロが独占販売する。

 パルスオキシメータは、バイタルサインの1つとして定着しつつある動脈血中の酸素飽和度(SpO2)を非侵襲的に測定することができる医療機器。特にフィンガータイプのパルスオキシメータは、麻酔科などで使用される据え置き型と比べて小型で安価であるため、医療機関だけでなく、薬局や在宅医療など、さまざまな場所で使用されている。

 MightySat Rxは、動脈血と静脈血(ノイズ)の拍動を識別する独自の技術を搭載しており、従来のフィンガータイプのパルスオキシメータでは測定が困難だった「体動の多い患者」や「末梢の血流状態が悪い患者」でも安定したモニタリングが可能だ。また「シグナルIQ」表示により、測定値の信頼性が分かるようになっている。さらに、灌流指標(PI)によって末梢の血流状態を数値で確認できる。

 参考価格は、スタンダードタイプが4万9800円、Bluetooth機能付きが6万5000円(いずれも税別)。Bluetooth機能付きの発売は、2015年9月28日の予定だ。

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