三菱電機は、産業用ロボット・力覚センサーなどと専用プログラミングツールをパッケージ化した「MELFA 力覚応用アプリケーションパッケージ」を発売した。同社独自の力覚センサーにより、ロボットハンドにかかる微小な力を検知できる。
三菱電機は2015年6月9日、産業用ロボット・力覚センサーなどと専用プログラミングツールをパッケージ化した「MELFA 力覚応用アプリケーションパッケージ」を発売した。電気・電子部品や自動車部品などの組み立て・はめ合い・検査工程の自動化システムが容易に実現できるという。
今回発売されたアプリケーションパッケージは、パッケージロボット、力覚センサーセット、専用プログラミングツールなどで構成される。同社独自の力覚センサーにより、ロボットハンドにかかる微小な力を検知できるため、ロボット化が困難だったワークの倣い・はめ合い作業を可能にした。また、ロボット作業のログデータ化により、品質管理や作業ミスの原因解析もできる。
さらに、ボタン1つで力覚センサーの初期パラメーターを自動設定できる。専用画面では、力覚センサーを使った動作のサブプログラムも簡単に作成できるため、力覚動作の設備・ライン立ち上げ時間がパッケージなしの場合に比べて80%短縮できるという。
価格はオープンで、同社では年間200台の販売を目指すとしている。
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