エン・ジャパンが運営する人材紹介会社集合サイト「転職コンサルタント」を利用する30歳以上の1824名を対象に、「転職後のギャップ」について調査を実施。転職経験者の82%が転職後、入社前に聞いた話とのギャップを感じたと答えている。
30歳以上の転職経験者のうち、8割以上が「転職前に聞いていたのと企業の実態が違う」と感じた経験があることが分かった。特に悪い点でキャップを感じた人が多く、次の転職の動機にもなっているという。エン・ジャパンが2015年1月20日に発表したアンケート調査で明らかになった。
同調査では、30歳以上の転職経験者に「転職前に聞いていた企業の評判や求人内容と、転職後の実態に相違がありましたか」と質問。82%が「ある」と答えた。
相違を感じた回答者には、続いて良かった相違点と悪かった相違点について尋ねたところ、「良かった点」については「特になし」(28%)との回答が最も多かった。
一方、「悪かった点」については、「風土・社風が悪かった」(42%)が1位。「昇給しにくい」(38%)、「教育体制が整備されていなかった」(36%)が続いた。
また、「良かった点」と「悪かった点」については、複数回答可の形式で質問。「悪かった点」については平均2.5項目にチェックを付けられたが、「良かった点」については平均1.5項目しか選ばれなかった。
そうした相違点を感じることが、次の転職のきっかけにもなるようだ。相違点を感じたことが次の転職につながったと答えた人は75%に上っている。
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