ALL DIFFERENTらは、中堅社員800人を対象とした意識調査の結果を発表した。中堅社員の最大の不安要素は知識やスキルに関するもので、4人に1人がその不安を乗り越えられていないことが判明した。
ALL DIFFERENTとラーニングイノベーション総合研究所は、2025年12月26日、中堅社員の不安や悩みに関する調査の結果を発表した。
同調査は、社会人5年目以上15年未満で、役職に就いていない人を中堅社員(ミドルキャリア)とし、同年10月6〜7日にオンラインで実施した。製造業や医療、福祉など、幅広い業種の社員800人を対象としている。
まず、現在感じている困難や不安(壁)について調査したところ、「自分の知識・スキルに不安を感じることがある」(42.9%)が最多となった。次いで「仕事の量が多いと感じることがある」(38.8%)、「精神的に追い詰められたことがある」(36.3%)となっている。
続いて、知識やスキルの不安と転職意向について尋ねた。転職意向があるミドルキャリアのうち、「自分の知識・スキルに不安を感じることがある」の回答割合は58.5%だった。転職意向がないミドルキャリアでは37.2%となっており、21.3ポイントの差が生じている。
キャリア志向別では、「スペシャリストとして専門領域を極めたい」ミドルキャリアの70.7%が知識、スキルの不安を実感していることが判明した。専門性を重視するほど壁を高く感じる傾向がうかがえる。キャリア志向について「まだはっきりしておらず、今後決めていきたい」ミドルキャリアで知識、スキルの不安を感じている割合は56.2%だった。
業務内容との関係では、状況に応じた柔軟な対応が求められる「非定型業務」に関わる機会が「とてもある」層は、知識やスキルの不安を感じている割合が70.9%に達した。一方、非定型業務が「全くない」層では、不安を感じない割合が40.2%と比較的高かった。
また、知識やスキルの不安を乗り越えられた要因を尋ねたところ、「我慢・忍耐」が25.9%で最多となった。次が「まだ乗り越えられていない」で25.7%を占める。
両者は調査結果を踏まえて、ミドルキャリアが柔軟に活躍できるようになるための方策として、「正しい気づきを得る機会をつくる」「知識やスキルを習得する場を整える」「組織としてミドルキャリアの成長を支援する姿勢を示す」の3つを挙げた。
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