「転職して期待どおり」、年収800万円以上なら7割弱だが500万円未満は28%キャリアニュース

エン・ジャパンが人材紹介会社集合サイト「エン転職コンサルタント」の利用者1677人を対象にした調査を発表。年収ごとの転職のきっかけや結果について伝えている。

» 2015年01月06日 14時00分 公開
[MONOist]

 30歳以上の転職者の58%が「転職後、期待していたことは満たされなかった」と答えている一方、年収800万円以上に限ってみると66%が「満たされた」と考えているようだ。逆に年収500万円未満の回答者に絞ると、「満たされた」との回答は28%にとどまっている。エン・ジャパンが2014年12月15日に発表した「転職理由・転職への期待」についてのアンケート調査で明らかになった。

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 同調査で転職経験者に「転職活動を始めたきっかけは何ですか?」と聞いたところ、年収800万円以上では、「キャリアアップのため」(53%)、「自身の能力を試したかったから」(42%)という前向きな回答が目立った。対して年収500万円未満では、「キャリアアップのため」(35%)と同率で「収入が少なかったから」(35%)が並んでいる。

 また、年収500万円未満の27%が「労働条件が悪かった」という点を転職理由に挙げたが、年収800万円以上でその点を挙げたのはわずか13%にとどまっている。

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 続いて、転職に期待していることが「ある」という97%の回答者に、「具体的に、どのようなことを期待していますか?」と質問。「給与のアップ」(64%)、「希望する仕事に就く」(58%)、「経験・能力が活かせるポジションへの転職」(52%)といった回答が目立つ結果となった。

 ただ、ここでも年収500万円未満に限定すると、「安定・長期的な就業の確保」を期待する声が50%に達している。

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