各社が公表している最新の有価証券報告書をもとに、自動車メーカー・自動車部品メーカー33社の平均年収ランキングを作成しました。
本記事は自動車業界の転職サイト
「オートモーティブ・ジョブズ」からの転載です。
各社が公表している最新の有価証券報告書をもとに、自動車メーカー・自動車部品メーカー33社の平均年収ランキングを作成しました。
2019年度は自動車メーカー9社中6社で平均年収がマイナスの結果となりました。
トップは平均年収865.9万円(平均年齢39.6歳)のトヨタ自動車。平均年収が減少している企業が多い中、増加額はトップの14.3万円でした。2位は本田技研工業。平均年収は3.0万円減少し、816.8万円(平均年齢45.5歳)となりました。3位は日産自動車の810.3万円(平均年齢41.4歳)となっています。
最も減少額が大きかったのは、8位の日野自動車。平均年収は653.1万円(平均年齢37.8歳)で、前年から13.9万円減少しました。
最下位は前年同様、SUBARUです。平均年収は前年比11.8万円減の640.6万円(平均年齢38.4歳)で、トップのトヨタとは220万円以上の差が開いています。
自動車部品メーカーの中では、トヨタ系列の豊田自動織機が810.4万円(平均年齢40.8歳)でトップでした。次いだのは住友電気工業で、平均年収は前年比5.0万円減の803.0万円(平均年齢41.9歳)。前年、自動車部品メーカーの中でトップだったデンソーは19.0万円減の797.8万円で、6位に落ち込みました。
トヨタ・ホンダ系列別に比較すると、トヨタ系列9社の平均年収は701.0万円(平均年齢40.7歳)、ホンダ系列4社の平均年収は650.9万円(平均年齢42.2歳)でした。トヨタ系列の平均年収のほうが、ホンダ系列より50万円ほど高いという結果になっています。
調査した自動車メーカー・自動車部品メーカー33社のうち、約8割で平均年収が減少しています。全体の平均は692.5万円(平均年齢41.2歳)と、昨年から12.7万円の減少となりました。
年収がダウンした企業のうち、平均年収の減少額が大きかったメーカー10社をランキングにしました。
最も減少幅が大きかったのは、曙ブレーキ工業。前年から68.5万円減少し、平均年収は625.7万円となりました。トヨタ系列のアイシン精機は平均年収709.9万円で、前年から39.6万円減少しています。
新型コロナウイルスの影響を受け、多くのメーカーが業績に打撃を受けた2019年度。20年度も新型コロナウイルスの影響で、さらに平均年収が減少することが見込まれます。
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