もうすぐ2014年が終わります。年末年始に向けて、筆者も一番楽しみにしているマグロを上野まで買いに行きます。このマグロは上野から近い築地で仕入れてます。
エリカちゃんのオヤジさんである沢田辰夫さん(通称、辰兄ィ)は寿司屋の大将です。辰兄ィにとっても、マグロの選別は難しいものだそうです。
そうだ、ばってん! ウチのオヤジはよぉー、お客さんのためにマグロの選別には命かけてるんよ。マグロの選別には5つの「目利き力」が必要だって。10年はかかるって言ってたぜぃ?
そんじゃ、いくぜぃ。
以下の文章は、「寿司職人」の目利きについての説明です。文章内にある【魚】は設計職人にとって【材料】となります。【マグロ】は、切削用材料、板金材料、樹脂材料です。さて、ここで述べられている「目利き力」5項目は、機械材料の場合はどんな項目が挙げられますか?
プロの代表格である寿司職人は、どのような種類の【魚】でも、限られた予算の中で、より良いものを選ぶには「目利き力」が必要だ。これが、プロの寿司職人としての原点である。そして、目利きが難しい【魚】の代表格が【マグロ】である。
しかも、【1本何百万円にもなるのがマグロであり】、失敗が許されない。まさしく「目利き力」が問われる。
さて、その「目利き力」とは、以下である。
【マグロ】の命は、脂の乗りと鮮度である。
限られた条件の中で最高の食材を仕入れるための「目利き力」である。
あっ! これ甚さんに何度か教えてもらったよね。え〜と、え〜と、え〜と……、忘れた……。
忘れたんかいっ!
おいらおそわってないけどー、すしやのむすめだしぃー、ウィック……
オメェは飲みすぎだっ!
「エリカちゃんを励ます会」は、「エリカちゃんと良くんをしかり飛ばす会」に急きょ変更となりました。
問題4の解説は次回です。お楽しみに!
國井 良昌(くにい よしまさ)
技術士(機械部門:機械設計/設計工学)。日本技術士会 機械部会、埼玉県技術士。横浜国立大学 大学院工学研究院 非常勤講師。首都大学東京 大学院理工学研究科 非常勤講師。
1978年、横浜国立大学 工学部 機械工学科卒業。日立および、富士ゼロックスの高速レーザプリンタの設計に従事。富士ゼロックスでは、設計プロセス改革や設計審査長も務めた。1999年より、國井技術士設計事務所として、設計コンサルタント、セミナー講師、大学非常勤講師としても活躍中。「ついてきなぁ!加工知識と設計見積り力で『即戦力』」(日刊工業新聞社)と「ついてきなぁ! 『設計書ワザ』で勝負する技術者となれ!」(日刊工業新聞社)をはじめとする多数の書籍を執筆。
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