今まで担当者のノウハウに依存していた属人的な業務を、システムに任せるように切り替えることで、在庫管理プロセスの自動化・標準化を図り、在庫の削減とサービスレベルの向上を狙うとしている。
シンクロン・ジャパンは2014年5月28日、保守部品在庫計画をクラウド環境で取り扱える同社提供のソリューション「グローバル在庫管理」をIHI建機が導入し、運用開始したと発表した。
グローバル在庫管理は、月額課金制で提供されるSaaS形式のアプリケーション。製造業で必要になる保守部品の需要予測と在庫補充計画をクラウドで管理できるようになる。
グローバル在庫管理システムを運用するデータセンターとIHI建機の基幹システムとを連携させて、受注実績情報や実在庫・予定在庫情報を収集。需要予測と補充計画の立案に役立てる。今まで担当者のノウハウに依存していた属人的な業務を、システムに任せるように切り替えることで、在庫管理プロセスの自動化・標準化を図り、在庫の削減とサービスレベルの向上を狙うとしている。
IHI建機はグローバル在庫管理を導入することで、保守部品の即納率を限りなく100%に近づけ、できるだけ速やかに欠品した部品の納期を回答できるようにして、保守部品の不要在庫を限りなくゼロにすることを目指すとしている。
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