三菱電機、表現力を向上したプログラマブル表示器の新モデル2種を発売FAニュース

従来比4倍の高解像度TFT液晶を使うなど、表現力を向上。またロギング、マルチチャンネル、FAトランスペアレントなどの機能に対応し、シーケンサなどのFA機器や周辺機器との親和性を強化した。

» 2014年05月13日 07時30分 公開
[MONOist]

 三菱電機は、プログラマブル表示器「グラフィックオペレーションターミナル(GOT)」の新シリーズ「GOT2000」を2014年5月9日に発売した。新たなシリーズでは、3.8型の「GT21」モデルと、10.4型および8.4型の「GT25」モデルをラインアップしている。

 GT21は、従来のGOT1000シリーズの4倍となる320×128ドットの高解像度TFT液晶(モノクロ32階調)を使用。また、5色(白、緑、橙、ピンク、赤)のLEDバックライトも採用している。一方、GT25は6万5536色の高輝度カラーTFT液晶を使用。これにより美しい画像表示が可能となり、表現力の向上につながっている。

 またEthernet内蔵モデルでは、最大100m離れた場所からの遠隔操作が可能。USB(デバイス)の搭載によって、周辺機器と高速通信できるようになった。さらに、SDカードスロット(GT21ではオプション)を追加したことで、別売りのSDカードを使った各種データ保存や転送も可能になった。

 さらにロギング、マルチチャンネル、FAトランスペアレントなどの機能に対応し、シーケンサなどのFA機器や周辺機器との親和性を強化。これにより生産性の向上、および設計工数の削減に役立つという。またCPUの強化によって、負荷の高い処理中でも快適な操作が可能になっている。

 価格はGT21モデルが2万7000円(税別)から。GT25モデルが、22万円(税別)からとなっている。2014年度の販売目標は、それぞれ8000台と1万台としている。

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