コグネックス、悪条件でも読み取れる工業用ハンドヘルド型バーコードリーダ発表FAニュース

多くの製造現場のバーコード読み取りアプリケーション向けに開発。損傷、低コントラストなど、さまざまな条件下でバーコードの高速読み取りが可能な点が特徴だ。

» 2014年02月13日 10時25分 公開
[MONOist]

 コグネックスは2014年2月4日、工業用ハンドヘルド型バーコードリーダ「DataMan 8050シリーズ」を発表した。

 「DataMan 8050シリーズ」は、悪条件下でも高速に読み取り可能な性能を備え、価格を抑えた工業用ダイレクトパーツマーク(DPM)用バーコードリーダ。光沢ラベル、インクジェット直接印字、レーザー刻印、といった読み取り対象ごとに専用リーダを使い分けることなく、1台でさまざまな用途に対応できる。

 損傷したり低コントラストといった条件下でもバーコードを高速に読み取る特許技術「1DMax+」および「Hotbars」と、コグネックスが独自開発した世界最高クラスの二次元コード読み取りアルゴリズムによって、Data Matrix、QRコード、PDF417、Aztecコードなどのさまざまなシンボルを瞬時に読み取り可能。上位モデルの「DataMan 8050X」は、金属部品にドットピーンやレーザマーカで刻印された最も読み取りが難しいDPMに対しても、高速で高い読み取り性能を発揮する。

 用途は、自動車、消費者向け電子機器、航空宇宙、パッケージングなどの、製造現場向け。FA現場の過酷な環境にも耐える頑丈な筐体で、耐久性の求められる工業用ケーブルやアクセサリも幅広く取りそろえている。また、現場で簡単に交換可能な通信モジュール方式のインタフェースを採用し、有線用と無線用の通信モジュールを用意する。USB、USBキーボード、RS-232、Bluetoothワイヤレス通信など、業界標準の通信規格をサポートしている。

photo 「DataMan 8050シリーズ」

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