傷検査ツールとシーン補正フィルタを追加。表面欠陥検出アプリケーションが容易に構築可能に。
コグネックスは2013年12月12日、新たな検査ツールセットを装備した「In-Sight Explorer 4.9ソフトウェア」とiQセンサソリューションネットワーク (iQSS) を搭載した「Cognex Connect通信スイート」を発表した。
In-Sight Explorer 4.9ソフトウェアには、傷検査ツールとシーン補正フィルタを新たに追加した。これらの新機能により、一般に困難とされる表面欠陥検出アプリケーションが容易に構築可能となる。傷検査ツールは、傷、変色、焼け跡(黒斑)、ラベルのしわ、小さなくぼみ、剥がれ、ピンホールなどの表面欠陥を検出することができる。
シーン補正フィルタは、明るさが不均等な画像のバランスを調整し、均等な照明を維持することで、より簡単に欠陥検出できる。さらに、In-Sight Explorer 4.9ソフトウェアは、前バージョンで搭載されたInspectEdgeおよびFFD(Flex Flaw Detection)ツールを組み合わせることによって、自動車、消費財、エレクトロニクス、食品などの多くの用途において不良品排除に威力を発揮するとしている。
各種工業用通信プロトコルをサポートするCognex Connect通信スイートは、In-Sightビジョンシステムと工場内のさまざまな装置との通信が簡単にできる。また、In-Sight Explorer4.9ソフトウェアではiQSSを採用し、三菱電機シーケンサMELSEC-Lシリーズへの接続が強化された。
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