JR茨木駅で「次世代デジタルサイネージ」の実証実験を開始55インチのタッチパネル式ディスプレイを採用

ネットマークスは、ジェイアール西日本コミュニケーションズ、社会システム総合研究所と共同で、駅情報と広告情報が一体的で表示できる「次世代デジタルサイネージ」の実証実験をJR西日本の茨木駅で実施する。実施期間は、2012年1月13日〜7月31日まで。稼働時間は午前6〜0時までとなる。

» 2012年01月12日 15時56分 公開
[八木沢篤,@IT MONOist]

 ネットマークスは、ジェイアール西日本コミュニケーションズ、社会システム総合研究所と共同で、駅情報と広告情報が一体的で表示できる「次世代デジタルサイネージ」の実証実験をJR西日本の茨木駅(みどりの窓口前)で実施すると発表した。導入される次世代デジタルサイネージは、日本の鉄道駅で初となる55インチのタッチパネル式ディスプレイを採用しているとのことだ。実施期間は、2012年1月13日〜7月31日まで。稼働時間は午前6〜0時までとなる。


「次世代デジタルサイネージ」と表示例 「次世代デジタルサイネージ」と表示例

 利用者はタッチパネル操作で簡単に「JRおでかけネット(JR西日本が提供するWebサイト)」の情報(駅構内図、周辺地図、駅時刻表など)にアクセスできる。利用者が操作しない時間帯(未使用時)には広告コンテンツを表示する。駅の情報と広告を一体で表示できるシステムの導入により、鉄道利用者の流動の多い場所で、効果的な情報提供が可能になるという。

 同実証実験において、ネットマークスは通信システムを担当。デジタルサイネージ端末自身が相互にメッシュ状のネットワークを形成し、表示情報を伝達していく「メッシュ型WiFi通信システム」を導入した。これにより、通信会社との契約回線数の削減による運用コストの低減や工事費用の低減が可能になるという。

「メッシュ型WiFi通信システム」のイメージ 「メッシュ型WiFi通信システム」のイメージ(左)

 ネットマークスはジェイアール西日本コミュニケーションズの協力の下、事前に駅構内での通信検証テストを実施。利用する無線LAN規格内での各種測定を行い、実用に耐え得ることを確認済みだという。

次世代エンベデッド コーナー

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