「会社ではなく運転士の問題」JR脱線事故 組織防衛に走った社長の前代未聞スキャンダル
「人はミスをするという前提に立ち、安全をマネジメントするのが現在では当然の考え方。ヒューマンエラーは『結果』であって『原因』ではない」。今月18日、JR福知山線脱線事故から20年となるのを前に、報道各社のインタビューに応じたJR西日本社長、長谷川一明は事故後の企業体質の変化を問われ、こう強調した。(2025/4/23)
3Dプリンタニュース:
「世界初」3Dプリンタによる新駅舎建設が完了 JR紀勢本線の初島駅で
セレンディクスはJR西日本グループと共同で、JR紀勢本線「初島駅」の新駅舎を3Dプリンティング技術を活用して建設した。3Dプリンタによる駅舎建設は「世界初」(同社)。2025年7月ごろの供用開始を予定している。(2025/4/23)
JR福知山線脱線事故から20年 トイレ掃除、草むしり……JR西の体質は変わったのか
JR福知山線脱線事故から20年。新人研修では事故の再現模型を見学し、安全意識の重要性を学ぶ。背景には、厳罰的な「日勤教育」や組織体質が指摘された経緯がある。(2025/4/22)
駅のトイレ清掃、「匂いセンサー」で効率化 JR東日本子会社などが実証実験
首都圏にあるJR駅の清掃業務を担当するJR東日本環境アクセスなど3社は、駅のトイレ清掃を効率化するため、匂いセンサーを使用する実証実験を始めた。(2025/4/16)
AI:
新幹線トンネル検査でAI活用、ひび割れ自動抽出/二時期比較技術導入 JR東日本
JR東日本は2025年度から、新幹線トンネル検査にひび割れ自動抽出技術と二時期比較技術を組み合わせて導入する。(2025/4/11)
JR東、スマホゲーム「みんなのトレインタウン」正式サービス開始 "特別な車両”のプレゼントも
ジェイアール東日本企画は、4月10日にスマホ向けアプリゲーム「みんなのトレインタウン」の正式サービスを開始。「JRE WALLET」との連携を記念し、ゲームで使える特別な車両のプレゼントキャンペーンを実施する。(2025/4/10)
新幹線トンネルのひび割れ、AIで検出 JR東と富士フイルムが技術開発
JR東日本は、トンネルのひび割れを自動検出することを目的にしたAIモデルを、富士フイルムと共同で開発した。(2025/4/9)
Suicaなしで改札通過、仕組みやメリットは? 25年秋頃に上越新幹線の一部駅で実験
きっぷの投入やSuicaのタッチがなくても、改札を通過できる“ウォークスルー改札”。JR東日本は2025年秋頃、上越新幹線の新潟駅と長岡駅に顔認証技術を用いた改札機を設置し、実証実験を行う。メリットは何か?(2025/4/9)
新幹線トンネル劣化「ひび割れ」AI診断で自動検出、JR東初導入 夜間作業2割カットも
JR東日本は8日、新幹線トンネルのひび割れをこれまでより高い精度で自動検出できる技術を実用化したと発表した。AI(人工知能)による画像解析を活用し、経年劣化の進展度合いを比較する技術を組み合わせた日本初の検査手法になる。今年度から全面導入する。(2025/4/9)
「エキュートエディション御茶ノ水」5月に全面開業、「猿田彦珈琲」など10店舗がオープン
JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニーは、運営するJR御茶ノ水駅の商業施設「エキュートエディション御茶ノ水」で10店舗をオープンし、5月14日に全面開業する。(2025/4/5)
JR四国の「車内でのきっぷ購入」でコード決済が利用可能に 4月1日から
JR四国が「車内補充券」購入時の決済方法としてコード決済を導入することを発表した。4月1日以降は、JR四国管内の車掌乗務列車において主要なコード決済サービスを使って車内補充券を購入できるようになる。(2025/3/28)
ドローン:
VTOL型ドローンで鉄道設備の被災状況を確認、2025年本格導入へ JR東日本
JR東日本 新潟支社など3社はVTOL型ドローンを活用した鉄道設備確認の実証実験を行い、災害発生時に被災状況を遠隔から迅速に把握できることを確認した。(2025/3/27)
カーボンニュートラル:
新幹線車両製造時の副産物を「環境配慮コンクリ」に活用 JR東海 /大成建設など
大成建設、JR東海、相模原市は、ごみ処理過程で生じる溶融スラグや、金属製品製造時に発生する水酸化アルミニウムを活用した環境配慮コンクリートを共同開発した。(2025/3/26)
事業を支えるデジタル活用の裏側:
PR:JR九州、本気のセキュリティ対策 「“秘伝のタレ”状態のIT資産台帳」を解き明かすまで
「対策を講じなければ被害に遭う」――高い危機感を持ってセキュリティ対策に取り組んでいるJR九州。「IT資産の台帳が“秘伝のタレ”状態」だったという同社が、サーバ600台以上、端末約1万台の資産把握を効率化した方法とは。(2025/3/26)
プロジェクト:
船橋市のJR社宅跡地4.5万m2の再開発が始動 高さ緩和などで1000戸超の住宅を整備
JR東日本と東急不動産HDが、船橋市市場一丁目のJR社宅跡地で計画している街づくりが本格始動する。構想では敷地面積約4万5400平方メートルに、総戸数1000戸超の住宅や商業施設などを整備する。着工は2025年8月、完成は2028年12月の予定。(2025/3/21)
AIで混雑予想するフードコート設置 JR西日本の「うめきたグリーンプレイス」公開
JR大阪駅北側の再開発区域「うめきた2期(グラングリーン大阪)」に隣接するJR西日本グループの商業施設「うめきたグリーンプレイス」が19日、報道陣に公開された。(2025/3/19)
東海道新幹線に“半個室の座席”導入へ 鍵付き扉&専用Wi-Fi整備 JR東海が27年度中に
JR東海は3月19日、東海道新幹線に新たに半個室タイプの座席を導入すると発表した。(2025/3/19)
中央線グリーン車が有料化、どうなった?
JR東日本の中央線快速電車(東京−大月)と青梅線(立川−青梅)のグリーン車の有料化が15日に始まり、17日に初めての平日を迎えた。(2025/3/17)
「3Dプリンター」で作る駅舎、JR西が導入 工期短縮見込む
西日本旅客鉄道、JR西日本イノベーションズ(大阪市)、3Dプリンター住宅メーカーであるセレンディクス(兵庫県西宮市)の3社は3月12日、建設用3Dプリンターを活用した駅舎を建設すると発表した。建設用3Dプリンターの活用により、工期の短縮を見込む。(2025/3/17)
JR東、双眼鏡やバッテリーを駅でレンタル 手ぶら旅行を後押し
ジェイアール東日本物流(東京都墨田区)とアプリ開発を手掛けるアリススタイル(東京都港区)は3月13日、駅で利用できるレンタルサービス「プレンタ」を開始した。手荷物預かりなど他のサービスと連携を進め、身軽な列車旅の提供を目指す。(2025/3/13)
3Dプリンティング:
3Dプリンタで初島駅のRC造新駅舎を終電から始発までに建設、JR西日本とセレンディクス
JR西日本は、3DプリンタでJR紀勢本線「初島」駅の駅舎を鉄筋コンクリート造の平屋建てに建て替える。基礎部分を含めた外形のパーツを3Dプリンタで出力して現地で組み立て、終電から始発までの約6時間で完成させる。(2025/3/12)
プロジェクト:
「ブルーフロント芝浦」で1棟目のTOWER Sが竣工 43階建て、オフィスやホテル整備
野村不動産とJR東日本が、東京都港区芝浦1丁目で開発を進めてきた大規模複合開発「BLUE FRONT SHIBAURA」のうち、ツインタワー南側の1棟目TOWER Sと外構部の飲食店舗が竣工した。(2025/3/12)
「日本も捨てたモンじゃねえ」 駅で見つけた“呼びかけ”に感動の声続々……! 570万表示の“貼り紙”の理由をJR西日本に聞いた
すばらしいエピソード。(2025/3/13)
東北新幹線、14日から連結運転を順次再開へ 当面は連結器を「機械的に固定」で対応
JR東日本は3月11日、東北新幹線の併結運転を14日より順次再開すると発表した。6日に発生した、はやぶさ・こまち21号の連結部が外れたトラブルに関するもので、原因究明を進める一方で、暫定的な対策を行うことで運行を再開する。(2025/3/11)
世界初、3Dプリンタで駅舎建設へ JR西などが発表 建築時間はわずか6時間
JR西日本などは、3Dプリンタによって鉄道駅舎を建設すると発表した。(2025/3/11)
脱炭素:
出張によるGHG排出の削減に向けてカーボンオフセットの取り組みを開始
村田製作所は、JR西日本との協業により出張に伴う温室効果ガス排出をカーボンオフセットする取り組みを開始した。Scope3削減を目指す。(2025/3/11)
JR東、“駅で借りて返せる”レンタルサービス開始 「ARグラス」「双眼鏡」など対象 東京駅で13日から
JR東日本などは、レンタル品の受け渡しに駅を活用する「プレンタ」を東京駅で開始する。ARグラスや双眼鏡、小型ジンバルカメラなどを取り扱う。(2025/3/10)
JR東海、スマホ向け「TOICA」を2026年春以降に開始予定 「モバイルICOCA」を通じて提供
東海旅客鉄道(JR東海)は2025年3月7日、「TOICA」のモバイルサービスを2026年春以降に開始する予定だと発表した。「モバイルICOCA」を通じて提供する。スマートフォンを利用した改札の通過や買い物に加え、TOICAエリアでの定期券の購入・払い戻しなどが可能。(2025/3/7)
JR九州、スマホ向け「SUGOCA」を2027年春に開始予定 改札通過の他に何ができる?
九州旅客鉄道(JR九州)は2025年3月7日、「SUGOCA」のモバイルサービスを2027年春に開始する予定だと発表した。スマートフォンにSUGOCAを設定すれば、自動改札機や決済機器にかざすだけで支払いが完了する。SUGOCAエリアでの定期券の購入・払い戻し、通学定期券の購入なども可能だ。(2025/3/7)
「高槻グリーンプレイス」5月に開業、ライフサポート型の商業施設を目指す
JR西日本アーバン開発は、大阪府高槻市に商業施設「高槻グリーンプレイス」を5月1日に開業する。(2025/3/7)
本物の警笛が鳴る「ドクターイエロー」ディスプレイモデル、カツミが製作へ クラウドファンディング支援募集
引退したJR東海の「ドクターイエロー」の1/45ディスプレイモデル製作に向けたクラウドファンディングが始まっている。(2025/3/6)
JR東、列車で配送「はこビュン」事業化 「E3系」新幹線の床をフラット化し輸送専用に
JR東日本グループは3月4日、鉄道ネットワークを活用した荷物輸送サービス「はこビュン」事業を本格化し、大口輸送などに対応する他、始発・終着駅以外での途中駅での扱いを始めると発表した。JR東日本グループ全体で年間100億円規模の収益獲得を目指す。(2025/3/5)
東北新幹線に新型車両「E10系」 2030年に投入へ JR東が開発に着手
JR東日本は、東北新幹線の新型車両「E10系」の開発に着手する。2030年度内の営業運転開始を目指す。(2025/3/4)
1万円以上のコストで100円の収入 ローカル線存続のカギはどこに?
全国の鉄道ローカル線が赤字に悩んでおり、廃止か存続かを巡る議論が活発になっている。JR西日本の芸備線の状況は特に深刻で、100円の収入を得るために1万円以上のコストがかかる区間もある。(2025/3/3)
省エネ機器:
超伝導で鉄道に電力供給 鉄道総研とJR東日本が中央本線で実証へ
鉄道総合技術研究所とJR東日本は2025年2月25日、中央本線の日野駅-豊田駅間において「超電導き電システム」の実証実験を開始すると発表した。(2025/2/28)
脱炭素:
JR東日本、TAKANAWA GATEWAY CITYでオフサイト型水素サプライチェーンを運用
JR東日本は、日立製作所らと共同で、TAKANAWA GATEWAY CITYにおける水素利活用の第1段階として、再生可能エネルギー由来の水素を用いたオフサイト型水素サプライチェーンの運用を開始すると発表した。(2025/2/28)
司機工製:
ホンモノに限りなく近い「JR東日本トレインシミュレータ公式マスコンユニット」登場 250万円から
JR東日本が、Steamで配信しているトレインシミュレータ向けの公式マスコンユニットを発売する。業務用シミュレータと同様に司機工が製造を担当し、E233系電車のマスコンユニットをできる限り再現している。(2025/2/21)
“サメ肌”リニア走行へ JR東海が新車両「M10」発表 空気抵抗を減らし消費電力削減
JR東海はリニア中央新幹線の試験車両を改良した新車両を投入すると発表した。(2025/2/20)
「うめきたグリーンプレイス」3月にオープン、AIでフードコートの混雑を予測
JR西日本は、JR大阪駅の地上部で整備を進める「うめきたグリーンプレイス」を3月21日に開業する。(2025/2/20)
快速通過で特急停車の逆転現象、JR西「らくラクやまと」3月から 混雑緩和や他社意識か
JR西日本は3月15日のダイヤ改正から、平日朝夕の通勤時間帯に奈良−新大阪間で運行している通勤特急「らくラクやまと」を、府内にある快速通過駅の関西線柏原駅と八尾駅に新たに停車させる。(2025/2/19)
インバウンド向けの「モバイルSuica」、JR東日本が3月にリリース 観光情報も提供
JR東日本は3月6日、訪日外国人向けのアプリ「Welcome Suica Mobile」をリリースする。モバイルSuicaの機能のほか、観光情報や乗換案内も提供し、訪日外国人の滞在をサポートするという。(2025/2/19)
無記名Suica、PASMO 3月から再開 JR東「安定提供を継続できるよう取り組む」
JR東日本など交通系ICカード事業者は18日、無記名式のSuicaとPASMOの販売を3月1日に再開すると発表した。(2025/2/18)
無記名Suica・PASMOの販売が再開、約1年半ぶり 「今後も継続して供給」
東日本旅客鉄道、PASMO協議会、東京臨海高速鉄道は、半導体不足により休売していた無記名式の「Suica」「PASMO」カードの販売を3月1日に再開すると発表した。「カード調達の計画が固まり今後も継続して供給できる見込みがたった」「今後も安定提供を継続できるよう取り組む」という。(2025/2/18)
JR東日本、訪日外国人向けiOSアプリ「Welcome Suica Mobile」3月6日リリース Suica発行やチャージが可能に
JR東日本は、3月6日に訪日外国人向けiOSアプリ「Welcome Suica Mobile」をリリース。駅で窓口や券売機に立ち寄ることなくSuica発行やチャージなどが可能で、秋には「JR-EAST Train Reservation」と連携する予定だ。(2025/2/18)
無記名「Suica」「PASMO」カード、3月1日に発行再開 長野県の篠ノ井線なども新規発売
JR東日本とパスモは、3月1日から無記名「Suica」と「PASMO」カードの発行を再開。在庫不足となる可能性があるため発売を中止していたが、カード調達の計画が固まり、今後も継続して供給できる見込みになったという。(2025/2/18)
鉄道技術:
新幹線の高速運転中に計測可能な軌道材料モニタリングシステムを共同開発
クラボウは、東海旅客鉄道と共同で、東海道新幹線の軌道材料を高速走行中に計測する軌道材料モニタリングシステムを開発した。鉄道業務の効率化、省人化に貢献する。(2025/2/17)
杉山淳一の「週刊鉄道経済」:
山手線が39年ぶりに運賃アップ、JR東日本が発足以来「初値上げ」の意味
JR東日本は2024年12月6日、2026年3月に運賃を値上げする旨を発表した。今回は1987年のJR東日本発足後、初の運賃値上げとなる。JR東日本が開業以来、なぜ税抜き運賃の値上げをしてこなかったか、なぜいきなり大幅な値上げを発表したかを考えてみたい。(2025/2/17)
JR西日本のICOCAエリアが30日間乗り放題!(注意点複数あり) 「(ICOCAでGO)JR西日本無限大パス」登場 オンライン限定販売で5万240円
JR西日本が、KANSAI MaaSアプリ限定で自社のICOCAエリアを30日間乗り放題となる周遊チケットを発売する。ただし、仕組みの都合から運賃はいったん支払う必要があり、後日チャージ専用のポイントとして還元される。(2025/2/12)
仁義なき乗客争奪戦を展開したJR九州と西鉄がタッグ 接続連携や共同ツアーに利用者歓迎
乗客を奪い合う熾烈(しれつ)な競争を繰り広げてきた交通事業者2社が、乗客減少を背景に協業を進めている。(2025/2/12)
産業動向:
鉄道現場の生産性向上へ、建ロボテックとJR東日本スタートアップが資本業務提携
JR東日本スタートアップと建ロボテックは資本業務提携することで合意した。協働型ロボットの導入による鉄道現場の生産性向上を目指す。(2025/2/12)
にわかに地球規模のトピックとなった新型コロナウイルス。健康被害も心配だが、全国規模での臨時休校、マスクやトイレットペーパーの品薄など市民の日常生活への影響も大きくなっている。これに対し企業からの支援策の発表も相次いでいるが、特に今回は子供向けのコンテンツの無料提供の動きが顕著なようだ。一方産業面では、観光や小売、飲食業等が特に大きな影響を受けている。通常の企業運営においても面会や通勤の場がリスク視され、サーモグラフィやWeb会議ツールの活用、テレワークの実現などテクノロジーによるリスク回避策への注目が高まっている。