大同特殊鋼は、快削ステンレス鋼「STARCUT 13Cr」を、価格上昇が顕在化する黄銅の代替材として提案し、拡販を強化する。同社のステンレス鋼の中では最高水準の被削性を有し、ドリル加工時の被削性に優れる。
大同特殊鋼は2026年7月15日、同社の快削ステンレス鋼「STARCUT 13Cr」を、価格上昇が顕在化する黄銅の代替材として提案し、拡販を強化すると発表した。
黄銅は、優れた被削性などの性質から広く採用されているが、主要原料となる銅価格の影響を受けやすい。近年は、EV(電気自動車)の普及や再生可能エネルギー設備の増加、生成AI(人工知能)の普及に伴うデータセンター投資の拡大などにより、銅価格が高騰。これを背景に、黄銅製品の価格も上昇している。
同社は黄銅代替材としてSTARCUT 13Crを提案するため、最新データを取得して新カタログを整備した。同社のステンレス鋼の中では最高水準の加工性を有し、ドリル加工時の被削性に優れるという。また、快削黄銅「C3604」よりも優れた耐食性を備える。
銅を添加しておらず、主要構成元素のクロムの添加量も抑えており、安定した調達が可能だ。鉛フリー材のため、環境対応と規制リスクの低減を両立した。同社が提供する他のステンレス鋼と同様のサイズ、形状で供給できる。
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