東レ、シンガポールの大規模下水再生施設向けにRO膜を受注材料技術

東レは、シンガポールの大規模下水再生施設「チャンギ廃水再利用プラント第3期」向けに、低ファウリング逆浸透(RO)膜エレメントを受注した。

» 2026年09月24日 06時30分 公開
[遠藤和宏MONOist]

 東レは2026年9月17日、シンガポールの大規模下水再生施設「チャンギ廃水再利用プラント(Changi NEWater Factory)第3期(CNF3)プロジェクト」向けに、東レの廃水再利用向け低ファウリング逆浸透(RO)膜エレメントを受注したと発表した。

 主契約者はSanli M&E Engineeringで、同プロジェクトの販売および技術サポートは東レの現地子会社であるToray Asia(TAS)が担う。プラントの処理能力は1日当たり5000万ガロンで、2028年の稼働開始を予定している。

採用された背景とは……

 東レはこれまで、シンガポール国内の主要なNEWaterプラントや海水淡水化プラントに水処理膜を供給してきた。NEWaterプラントは、シンガポールが下水(処理済みの使用済み水)を高度な膜技術で浄化して生産する、極めて高品質な再生水製造施設だ。

 これらのプロジェクトにおいて、同社の廃水再利用向け低ファウリングRO膜が長年にわたり安定かつ優れた性能を発揮してきた実績が評価され、今回の受注につながった。

 RO膜市場は、人口増加や産業発展、気候変動に伴う水不足の深刻化に加え、環境規制の強化を背景に、世界的に拡大を続けている。同社は、最先端膜技術のさらなる高度化とグローバル生産体制の強化、ならびに迅速で的確な技術サポートの提供を通じて、水処理分野におけるリーディングポジションを一層強化するとともに、アジア太平洋地域をはじめ世界各地での水資源の有効利用と安定供給に貢献する考えだ。

⇒その他の「材料技術」の記事はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

特別協賛PR
スポンサーからのお知らせPR
Pickup ContentsPR
Special SitePR
あなたにおすすめの記事PR