NTNは、軸受の異常を検知する「NTNポータブル異常検知装置」を使用した軸受の診断結果を報告するレポートビジネスを開始した。診断レポートを提供し、機械保全の信頼性向上と工数削減、安定稼働を支援する。
NTNは2023年7月25日、軸受の異常を検知するデバイス「NTNポータブル異常検知装置」を使用した軸受の診断結果を報告するレポートビジネスを開始した。診断レポートをユーザーに提供し、機械保全の信頼性向上と工数削減、安定稼働を支援する。
サービスには設備の振動測定や周波数の分析により、軸受の異常検知や損傷部位を推定するNTNポータブル異常検知装置を使用。ユーザーのデータを分析し、詳細な診断結果を報告する。
サービスの対象は、昇降機、ポンプ、搬送機械などの電動機械、製紙機械、プラント設備、工作機械、一般産業機械の設備保全、出荷検査など。回転動作が伴うモーターやポンプなどの設備を中心に展開していく。
NTNポータブル異常検知装置は、振動や異音が気になる設備に取り付けることで測定と分析がその場で行える。データは、専用アプリをインストールしたスマートデバイスで解析、管理する。サイズは41×36×87mmで、重量は145g。加速度、速度、変位などの振動OA値、FFT分析による軸受や機械の損傷箇所の推定、異常検知ができる。
セパレータ保持器を採用、射出成形機用ボールねじ支持転がり軸受を発表
高精度な角度検出と関節機構の小型軽量化を実現、複列磁気エンコーダー付き転がり軸受
モノからコトへ、NTNが目指す“軸受を見守る”サービス事業の拡大
NTNが「しゃべる軸受」を開発、センサーと発電/無線ユニットを内蔵
スマート工場化は次段階へ、AI活用の定着とアプリケーション拡大に期待
工場自動化のホワイトスペースを狙え、主戦場は「搬送」と「検査」かCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Factory Automationの記事ランキング
コーナーリンク
よく読まれている編集記者コラム