スギノマシンは、産業向けロボット用シミュレーションソフトウェア「CROROROS」を発表した。バーチャル空間を活用し、産業用ロボットの導入時にハードルとなる、ティーチングの難易度を軽減できる。
スギノマシンは2023年3月22日、産業向けロボット用シミュレーションソフトウェア「CROROROS(クロロロス)」を発表した。バーチャル空間を活用し、産業用ロボット導入時にハードルとなるティーチングの難易度を軽減できる。同月より販売も開始している。
CROROROSは、動作プログラムをコンピュータのソフトウェア上で作成してロボットに転送するオフラインプログラミングとシミュレーションのソフトとなる。3D上で、俯瞰的な検証から高度かつ繊細な工程検証まで、同時にシミュレーションできる。
目当てのオブジェクトを起点に設計したオブジェクト指向のUIを採用し、直感的な操作ができる。多種多様な加工技術に対応した加工属性の詳細パラメーター設定機能や、ロボットのプログラミング、シミュレーションに有効な各種機能を搭載する。
個々のワークセルは、工場や生産ラインなどの加工工程を最適化しつつ、スムーズに検証できる。オプションで拡張機能も用意しており、ユーザーごとに適したソフトウェア環境を提供する。
同社の多関節ロボット「CRb」シリーズのほか、主要メーカーの各種ロボットに対応。各メーカーのロボットコントローラー用プログラムを出力できる。
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