GMOグローバルサイン・ホールディングスのメーター読み取りサービス「hakaru.ai byGMO」とugoの点検業務用小型ロボット「ugo mini」が連携を開始した。点検、検針業務の省人化やペーパーレス化を支援する。
GMOグローバルサイン・ホールディングスは2024年12月12日、同社のメーター読み取りサービス「hakaru.ai(ハカルエーアイ)byGMO」と、ugoの点検業務用小型ロボット「ugo mini(ユーゴーミニ)」が連携を開始したと発表した。2025年1月より順次提供を開始する。
hakaru.ai byGMOは、画像解析AI(人工知能)を活用したメーター値の読み取りサービスだ。スマートフォンのカメラと専用アプリケーションを使用して、メーター点検での目視や手書きによる誤検針を防ぐほか、データ転記作業の負荷を軽減する。
「ugo」は、業務用DX(デジタルトランスフォーメーション)ロボットシリーズで、遠隔操作と自律走行モードのハイブリッド制御を採用している。2024年10月に受注を開始したugo miniは、ugoシリーズの中でもより小型で小回りが利くが、従来機種よりも低価格で提供される。
今回の連携により、高さ(55〜175cm)と向きを調整できるカメラと自動巡回機能を搭載したugo miniに「hakaru.ai 点検API」を実装する。
メーター読み取り機能を搭載したugo miniが、施設内を自動巡回しながら撮影したメーターの画像を「hakaru.ai byGMO」のクラウドサーバ上の読み取りエンジンで解析する。解析後の戻り値を「ugo Platform」に返送することで検針のデジタル記録が完了する。画像をAPIに送ってから解析値を返すまでは数秒程度となる見込みだ。点検、検針における省人化とミスの削減、デジタル化によるペーパーレス化を促進することで、施設管理における人手不足などの課題解決を支援する。
警備/点検ロボットのugo――挑戦と成長を重ねる技術者集団の軌跡
点検用ロボットと点検AIサービスが業務提携、アナログメーター画像から異常検知
警備用のAIとロボットの国内トップが協業、アジラとugoが生み出す新たな警備DX
“首をなが〜くして”業務DXロボが設備点検、半導体工場で年内にも実運用へ
企業を超えたロボットの連携を、双腕ロボのugoが他社機体も管理可能な基盤発表Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Factory Automationの記事ランキング
コーナーリンク