TechMagicらが結成した「未来型食品工場コンソーシアム」が原料ひょう量工程自動化プロジェクトを始動した。食品製造における上流工程の自動化を促進し、現場の活人化と持続可能な食品生産インフラの構築を目指す。
TechMagicは2025年1月14日、カゴメ、キユーピー、永谷園、ニチレイフーズ、日清製粉グループ本社と結成した「未来型食品工場コンソーシアム」において、原料ひょう量工程自動化プロジェクトが始動したと発表した。食品工場の共通課題解決を目指すプロジェクトの第1弾となる。
同コンソーシアムの参加企業が共通課題の洗い出しをした結果、検査や梱包、搬送など下流工程ではDX(デジタルトランスフォーメーション)の導入がある程度進んでいることが分かった。一方、開梱やひょう量、調理などの上流工程では自動化が遅れていることが判明した。上流工程では商品ごとに異なるひょう量作業が必要になるため、投資対効果の観点から現状では自動化が難しい。
そこで同コンソーシアムは、課題解決に向け、原料の荷受けからひょう量、投入までの上流工程を自動化する原料ひょう量工程自動化プロジェクトを立ち上げた。各社の専門的な知見を結集して、これらの上流工程を自動化する革新的なロボットソリューションを開発することで、現場の活人化と持続可能な食品生産インフラの構築を目指す。
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